docker composeを使ってサーバー監視ツール「zabbix」を構築する
- 作成日 2020.05.07
- 更新日 2020.07.18
- docker zabbix
- docker, docker compose, zabbix
docker composeを使ってサーバー監視ツールである「zabbix」を構築する手順を記述してます。OSはcentos7を利用してます。
環境
- OS CentOS Linux release 7.7.1908 (Core)
- docker 19.03.8
- docker compose 1.25.4
※centos7に最新のdockerのインストール手順はこちら
docker-compose.yamlダウンロード
こちらの公式からダウンロードします。
git clone https://github.com/zabbix/zabbix-docker.git
zabbix起動
ダウンロードしたyamlファイルを利用して、zabbixを起動します。
cd zabbix-docker
docker-compose -f docker-compose_v3_centos_pgsql_latest.yaml up -d
firewallが有効な場合は、80番ポートを許可しておきます。
firewall-cmd --add-port=80/tcp --zone=public --permanent
firewall-cmd --reload
zabbixログイン
ブラウザから http://プライベートIP:80 にアクセスすると下記の画面が表示されます。
Username : Admin
Password : zabbix
でログインします。
ログイン後の画面となります。
日本語化
まずは日本語化します。左上にある「人マーク」をクリックします。
Languageに「Japanese(ja_JP)」を選択します。
通信エラー対策
初期画面では下図の通り「 Zabbix Agent 」と通信エラーが発生していると思います。
原因は、 ホスト名「Zabbix server」 のIPアドレスが「127.0.0.1」となっているため通信できないだけです。
下図のようにDNS名で参照するように変更すると解消されます。
ホスト名「zabbix-agent」
DNS名「zabbix-agent」
接続方法「DNS」
※死活監視設定はこちらに記載してます。
グラフ文字化け対策
グラフの日本語が文字化けしているので、対応が必要です。
手順としては、コンテナに入って日本語フォントインストールして、fontを置き換えます。
docker exec -it zabbix-docker_zabbix-web-apache-pgsql_1 bash
日本語対応フォントをインストールします。
※vlgothic-p-fontsだと、少しレイアウトが崩れてしまいました。
yum -y install ipa-gothic-fonts
次に現在使用しているフォントをリネームします。
cd /usr/share/zabbix/assets/fonts
mv DejaVuSans.ttf DejaVuSans.ttf.bac
DejaVuSans.ttfとして、日本語フォント「ipagp.ttf」のシンボリックリンクを作成
ln -s /usr/share/fonts/ipa-pgothic/ipagp.ttf DejaVuSans.ttf
これで文字化けは解消されます。
上記手順だと起動するたびに文字化けするので、
zabbix-dockerディレクトリ直下に「Dockerfile」を下記の内容で作成します。
FROM zabbix/zabbix-web-apache-pgsql:centos-4.4-latest
RUN yum -y install ipa-pgothic-fonts && \
cd /usr/share/zabbix/assets/fonts && \
mv DejaVuSans.ttf DejaVuSans.ttf.bac && \
ln -s /usr/share/fonts/ipa-pgothic/ipagp.ttf DejaVuSans.ttf
docker-compose_v3_ubuntu_mysql_latest.yamlも少し修正します。
zabbix-web-apache-pgsql:
#image: zabbix/zabbix-web-apache-pgsql:centos-4.4-latest
build: .
ports:
- "80:80"
- "443:443"
#image: zabbix/zabbix-web-apache-pgsql:centos-4.4-latest ← コメントアウト
build: . ← 追加
これで、起動するごとにfontの適応が実行されるので、文字化けは解消します。
ついでに、タイムゾーンの設定しておきます。
zabbix-dockerディレクトリ直下 にある「.env_web」に下記を追加しておきます。
# PHP_TZ=Europe/Riga
PHP_TZ=Asia/Tokyo
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