コマンドプロンプトでシステムリソースを監視する方法

コマンドプロンプトでシステムリソースを監視する方法

コマンドプロンプトを使って、Windowsシステムのリソース(CPU、メモリ、ディスク使用率など)を監視する方法について解説します。これにより、システムパフォーマンスをリアルタイムで把握し、必要な対応を迅速に行うことが可能になります。

環境

  • OS windows11

システムリソースを監視するコマンド

1. tasklist コマンド

tasklist コマンドを使用すると、現在実行中のプロセスとそのメモリ使用量を表示できます。これは、システムのメモリ使用状況を監視するのに役立ちます。

tasklist

このコマンドを実行すると、プロセスID、メモリ使用量、実行中のプロセス名の一覧が表示されます。

2. typeperf コマンド

typeperf コマンドを使うと、CPU使用率やメモリ使用率などのシステムパフォーマンスデータをリアルタイムで監視できます。以下は、CPU使用率を監視するコマンドです。

typeperf "\Processor(_Total)% Processor Time"

このコマンドを実行すると、CPUの総使用率が一定間隔で表示されます。

3. systeminfo コマンド

systeminfo コマンドを使用すると、システムの基本情報(稼働時間、メモリ状態、ネットワーク設定など)を確認できます。リソースの使用状況を把握するための全体的な情報を得るのに便利です。

systeminfo

このコマンドは、システムの詳細な状態を表示し、トラブルシューティングやシステム監視に役立ちます。

4. wmic コマンド

wmic コマンドを使用して、特定のシステムリソースの監視が可能です。以下は、CPUの使用率をリアルタイムで確認するコマンドです。

wmic cpu get loadpercentage

このコマンドは、CPUの使用率をパーセンテージで表示します。

システムリソースの監視を継続する

これらのコマンドをバッチファイルにまとめて、自動的に定期的な監視を行うことも可能です。以下のバッチファイルの例では、CPU使用率を10秒ごとに監視し、その結果をログファイルに保存します。

@echo off
wmic cpu get loadpercentage >> cpu_log.txt
timeout /t 10
goto loop

このスクリプトは、10秒ごとに cpu_log.txt ファイルにCPU使用率を記録します。終了するには、Ctrl + C で停止します。

まとめ

コマンドプロンプトを利用して、システムリソースをリアルタイムで監視することは、システムの健全性を維持する上で重要です。これらのツールを活用することで、パフォーマンスのボトルネックを迅速に特定し、必要な対応を行うことができます。