コマンドプロンプトでシステムリソースを監視する方法
- 作成日 2025.01.22
- windows
コマンドプロンプトを使って、Windowsシステムのリソース(CPU、メモリ、ディスク使用率など)を監視する方法について解説します。これにより、システムパフォーマンスをリアルタイムで把握し、必要な対応を迅速に行うことが可能になります。
環境
- OS windows11
システムリソースを監視するコマンド
1. tasklist コマンド
tasklist コマンドを使用すると、現在実行中のプロセスとそのメモリ使用量を表示できます。これは、システムのメモリ使用状況を監視するのに役立ちます。
tasklistこのコマンドを実行すると、プロセスID、メモリ使用量、実行中のプロセス名の一覧が表示されます。
2. typeperf コマンド
typeperf コマンドを使うと、CPU使用率やメモリ使用率などのシステムパフォーマンスデータをリアルタイムで監視できます。以下は、CPU使用率を監視するコマンドです。
typeperf "\Processor(_Total)% Processor Time"このコマンドを実行すると、CPUの総使用率が一定間隔で表示されます。
3. systeminfo コマンド
systeminfo コマンドを使用すると、システムの基本情報(稼働時間、メモリ状態、ネットワーク設定など)を確認できます。リソースの使用状況を把握するための全体的な情報を得るのに便利です。
systeminfoこのコマンドは、システムの詳細な状態を表示し、トラブルシューティングやシステム監視に役立ちます。
4. wmic コマンド
wmic コマンドを使用して、特定のシステムリソースの監視が可能です。以下は、CPUの使用率をリアルタイムで確認するコマンドです。
wmic cpu get loadpercentageこのコマンドは、CPUの使用率をパーセンテージで表示します。
システムリソースの監視を継続する
これらのコマンドをバッチファイルにまとめて、自動的に定期的な監視を行うことも可能です。以下のバッチファイルの例では、CPU使用率を10秒ごとに監視し、その結果をログファイルに保存します。
@echo off
wmic cpu get loadpercentage >> cpu_log.txt
timeout /t 10
goto loopこのスクリプトは、10秒ごとに cpu_log.txt ファイルにCPU使用率を記録します。終了するには、Ctrl + C で停止します。
まとめ
コマンドプロンプトを利用して、システムリソースをリアルタイムで監視することは、システムの健全性を維持する上で重要です。これらのツールを活用することで、パフォーマンスのボトルネックを迅速に特定し、必要な対応を行うことができます。
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