Rubyのエラー『RuntimeError: can’t modify frozen String』の解決方法
Rubyで『RuntimeError: can’t modify frozen String』というエラーが発生する場合、操作しようとしている文字列オブジェクトが「凍結」されており、変更ができない状態であることを示します。このエラーの発生条件や解決方法について詳細に解説します。
目次
エラーの発生条件
String#freezeメソッドを使用して文字列が凍結されている。- リテラル文字列がデフォルトで凍結されている(Ruby 3.0以降では、
frozen_string_literal: trueが有効になっている場合)。 - 凍結された文字列に対して破壊的な変更を試みた。
エラーメッセージ
RuntimeError: can't modify frozen Stringよくある原因と解決策
明示的に凍結された文字列の操作
String#freezeを使用して明示的に凍結された文字列を変更しようとするとエラーになります。
str = "Hello".freeze
str << " World"凍結を解除することはできないため、新しい文字列を作成して使用します。
str = "Hello".dup
str << " World"リテラル文字列に対する変更
Ruby 3.0以降、# frozen_string_literal: trueが有効になっている場合、リテラル文字列はデフォルトで凍結されます。
# frozen_string_literal: true
str = "Hello"
str << " World"ファイルの先頭に# frozen_string_literal: falseを記載して無効化します。
# frozen_string_literal: false
str = "Hello"
str << " World"または、新しい文字列を作成して操作します。
str = +"Hello"
str << " World"ライブラリやGemによる凍結文字列の使用
特定のライブラリやGemが文字列を凍結する場合があります。その場合、破壊的な変更を避けるか、非破壊的なメソッドを使用します。
str = "Hello".freeze
str += " World" # 非破壊的な操作配列やハッシュ内の凍結された文字列
配列やハッシュに格納された文字列が凍結されていることがあります。
arr = ["Hello".freeze]
arr[0] << " World"要素を複製して操作します。
arr = ["Hello".freeze]
mutable_str = arr[0].dup
mutable_str << " World"エラーを防ぐためのベストプラクティス
- 文字列操作を行う際に破壊的なメソッドを使用する場合、オブジェクトが凍結されていないことを確認する。
- リテラル文字列を操作する場合は
dupや+を使用して新しい文字列を作成する。 - コード全体で
# frozen_string_literal: trueを使用する場合は、それに合わせたコーディングスタイルを徹底する。
デバッグのためのヒント
- 操作対象の文字列が凍結されているかを確認するため、
frozen?メソッドを使用する。 - ライブラリやGemの仕様を確認して、文字列が凍結されている可能性を考慮する。
- 破壊的なメソッドの使用を控え、非破壊的な方法で文字列を操作する。
まとめ
『RuntimeError: can’t modify frozen String』は、凍結された文字列に対して変更を試みた際に発生します。凍結を解除することはできませんが、dupや+を使用して新しい文字列を作成することで問題を回避できます。また、# frozen_string_literal: trueの有効化状況に注意し、適切なコードスタイルを採用することが重要です。
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