MariaDB IPアドレスからビッグ・エンディアンを抽出する

MariaDB  IPアドレスからビッグ・エンディアンを抽出する

MariaDBで、IPアドレスからビッグ・エンディアンを抽出する手順を記述してます。「INET_ATON( )」を使用します。ここでは、実際に実行した結果を画像で掲載してます。

環境

  • OS CentOS Stream release 9
  • MariaDB 10.10.2
  • phpMyAdmin 5.2.0

手順

IPアドレスからビッグ・エンディアンを抽出するには、「INET_ATON( )」を使用します。

INET_ATON( )

実際に、IPアドレスから抽出してみます。
※計算式は「1桁目×256の3乗 + 2桁目×256の2乗 + 3桁目×256 + 4桁目」となります。

SELECT 
INET_ATON('1.0.0.0'),
INET_ATON('0.1.0.0'),
INET_ATON('0.0.1.0'),
INET_ATON('0.0.0.1')

実行結果を確認すると、抽出されていることが確認できます。

存在しない値

存在しないIPアドレスを使用すると、「null」が返ります。

SELECT 
INET_ATON('0.0.0.256'),
INET_ATON('aaa')

実行結果

IPアドレスに変換

逆にネットワークバイトオーダーからIPアドレスに変換する場合は「INET_NTOA()」を使用します。

SELECT 
INET_NTOA(256)

実行結果