Rocky LinuxでのLVM(Logical Volume Manager)の利用方法
- 作成日 2025.02.10
- Rocky Linux
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この記事では、Rocky LinuxでLVM(Logical Volume Manager)を使用して柔軟なストレージ管理を行う方法について説明します。LVMを使用することで、ディスクの容量を動的に変更したり、複数の物理ディスクを1つの仮想ボリュームとして管理したりすることが可能です。
1. LVMの基本概念
LVMは、物理ディスクを仮想化し、複数の物理ディスクを1つの論理ボリュームとしてまとめて管理する仕組みです。LVMには、物理ボリューム(PV)、ボリュームグループ(VG)、および論理ボリューム(LV)の3つの主要なコンポーネントがあります。
2. LVMの準備と物理ボリュームの作成
まず、LVMで使用するディスクを物理ボリューム(PV)として初期化します。以下のコマンドを使用して物理ボリュームを作成します。
sudo pvcreate /dev/sdb /dev/sdc3. ボリュームグループの作成
作成した物理ボリュームを使用して、ボリュームグループ(VG)を作成します。ここでは、”vg_data”という名前のボリュームグループを作成します。
sudo vgcreate vg_data /dev/sdb /dev/sdc4. 論理ボリュームの作成
次に、ボリュームグループから論理ボリューム(LV)を作成します。以下のコマンドで、”lv_data”という名前の10GBの論理ボリュームを作成します。
sudo lvcreate -L 10G -n lv_data vg_data5. 論理ボリュームのフォーマットとマウント
作成した論理ボリュームをファイルシステムとして使用するには、フォーマットしてマウントする必要があります。以下のコマンドでフォーマットし、/mnt/dataにマウントします。
sudo mkfs.ext4 /dev/vg_data/lv_data
sudo mkdir /mnt/data
sudo mount /dev/vg_data/lv_data /mnt/data6. 論理ボリュームのサイズ変更
LVMの強みは、ディスク容量の動的な変更が可能な点です。例えば、以下のコマンドで論理ボリュームのサイズを20GBに拡張できます。
sudo lvextend -L 20G /dev/vg_data/lv_data
sudo resize2fs /dev/vg_data/lv_data7. ボリュームの自動マウント設定
システム再起動後も論理ボリュームを自動的にマウントするには、/etc/fstabファイルにエントリを追加します。
echo "/dev/vg_data/lv_data /mnt/data ext4 defaults 0 0" | sudo tee -a /etc/fstab8. LVMのスナップショット機能
LVMではスナップショットを作成してバックアップを取ることも可能です。以下のコマンドでスナップショットを作成します。
sudo lvcreate --size 1G --snapshot --name lv_data_snap /dev/vg_data/lv_dataまとめ
Rocky LinuxでのLVMの活用は、システムのストレージ管理を柔軟にし、ディスク容量の拡張やスナップショットの作成を簡単にします。LVMを使用して効率的なストレージ管理を行いましょう。
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