Hyper-VにRocky Linuxを構築する
- 作成日 2021.05.02
- 更新日 2022.08.18
- hyper-v Rocky Linux
- hyper-v, Rocky Linux
![Hyper-VにRocky Linuxを構築する](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/05/image-29-890x500.png)
Hyper-V上に、CentOSプロジェクトの創始者による新しいRed Hat Enterprise Linux(RHEL)ベースの「Rocky Linux」のRC1版の構築手順を記述してます。
環境
- OS windows server 2019
- Hyper-V バージョン: 10.0.17763.1
Rocky Linuxダウンロード
こちらのサイトよりISOファイルをダウンロードします。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/05/image-1024x398.png)
リンクをクリックすると「Rocky-8.3-x86_64-dvd1.iso」がダウンロードされます。
※自分は「Rocky-8.3-x86_64-dvd1.iso」をダウンロードしてます。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/05/image-1.png)
仮想マシンを作成
hyper-vを起動して、Rocky Linuxを構築する仮想マシンを作成します。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/03/image-494.png)
右にある新規>仮想マシンを選択して、仮想マシンを作成します。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/05/image-3.png)
「次へ」をクリックします。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/05/image-4.png)
後でHYPER-Vに表示される名前なので、わかるように、わかりやすい名前を設定し「次へ」をクリックします。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/05/image-5.png)
第2世代対応なので、第2世代を選択してます。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2019/08/image-20.png)
後で変更も可能ですが、「3000」GBくらいに設定しておきます。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/04/image-99.png)
これも後で選択可能なので、とりあえず「Default Switch(規定のスイッチ)」を選択
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2019/11/image.png)
「次へ」をクリック。HDDに余裕がない場合は、サイズを調整して下さい。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/05/image-6.png)
「ブート イメージファイルからオペレーティング・システム」をインストールするを選択して、さきほどダウンロードしたisoファイルを選択します。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/05/image-7.png)
これで、問題なければ「完了」ボタンをクリックすれば、仮想マシンの作成は可能です。
起動設定
これで仮想マシンが作成されたので、初期設定を行います。作成したマシンを右クリックして設定をクリックし、設定画面を開きます。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/05/image-8.png)
セキュリティブートを有効にするのチェックを外しておきます。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2022/08/image-243.png)
あとは仮想マシンを右クリックし、起動を選択します。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2022/08/image-244.png)
Rocky Linuxをインストール
「Install Rocky Linux8」を選択します。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/05/image-10.png)
インストールが開始されます。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/05/image-11.png)
インストールがする言語の設定です。「日本語」を選択して、続行をクリックします。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/05/image-12.png)
RC1版なので、以下の警告が表示されます。「続行」をクリックします。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/05/image-13.png)
「システム > インストール先」をクリックします。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/05/image-14.png)
HYPER-V上なので、これで問題ないので「完了」ボタンをクリックします。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/05/image-15.png)
次にrootのパスワードとユーザーを作成しておきます。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/05/image-16.png)
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/05/image-17.png)
準備ができたので「インストール」の開始をクリックします。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/05/image-18.png)
インストールが開始されます。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/05/image-19.png)
インストールが終われば、システムの再起動をクリックします。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/05/image-20.png)
ライセンスに同意してないと出てきたので、同意しておきます。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/05/image-21.png)
「ライセンス契約に同意します。」にチェックをして「完了」をクリックします。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/05/image-22.png)
設定の完了をクリックします。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/05/image-23.png)
サインイン
作成したユーザーでサインインします。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/05/image-24.jpg)
パスワードを入力して「サインイン」をクリックします。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/05/image-24-1.jpg)
言語の設定です。「日本語」を選択して、「次へ」をクリックします。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/05/image-24.png)
入力の設定です。自分は日本語(かな漢字)を選択してます。「次へ」をクリックします。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/05/image-25.png)
自分は「オフ」にして、「次へ」をクリックします。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/05/image-26.png)
自分はスキップしてます。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/05/image-27.png)
設定が終わったので「Rocky Linuxを使い始める」をクリックします。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/05/image-28.png)
ディスクトップが表示されます。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/05/image-29.png)
ターミナルを起動して、アップデートを実行します。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/05/image-30.png)
バージョン確認
バージョンを確認すると、以下のような結果になってます。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/05/image-31.png)
リポジトリ確認
リポジトリは、下図の通りです。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/05/image-32.png)
カーネル確認
カーネルは、下図のようになってます。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/05/image-33.png)
初期設定
ネットワーク設定
有線が有効になっていないので、有効にしておきます。
![](https://mebee.info/wp-content/uploads/2021/05/image-34.png)
sudoers編集
sudoers編集を行います。まずは、rootになっておきます。
su
コマンド「 visudo」を実行して「/etc/sudoers」を開いて、
visudo
下記の行がコメントアウトされていたらを外して、以下のようにします。
※デフォルトだとコメントアウトされてました。
## Allows people in group wheel to run all commands
%wheel ALL=(ALL) ALL
対象のユーザーを「 wheel 」グループに追加します。
※ここではtestuserというユーザーを追加してます。
usermod -aG wheel testuser
これでsudoの実行が可能になります。
有効にするには、一度、抜ける必要があります。
su - ${USER}
タイムゾーン設定
デフォルトだと、タイムゾーンは「America/New_York (EDT, -0400)」になっているので、
timedatectl
<出力結果>
Local time: 日 2021-05-02 00:19:10 EDT
Universal time: 日 2021-05-02 04:19:10 UTC
RTC time: 日 2021-05-02 04:19:10
Time zone: America/New_York (EDT, -0400)
System clock synchronized: yes
NTP service: active
RTC in local TZ: no
「Asia/Tokyo」に設定しておきます。
sudo timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
-
前の記事
javascript 配列の標準偏差を求める 2021.05.02
-
次の記事
AlmaLinux WEBサーバーapacheをインストールする 2021.05.02
コメントを書く