php phpmdを利用してソースコードのチェックを行う
phpmdをインストールすればソースコードのチェックを行うことができます。ここではphpmdのインストール手順と簡単な使い方を記述してます。
環境
- OS CentOS Linux release 8.1.1911 (Core)
- PHP 7.4.5
- Composer 1.10.5
※CentOs8 php7.4をインストールする手順はこちら
※CentOs8にcomposerをインストールする手順はこちら
phpmdインストール
Composerを利用してインストールします。
composer global require phpmd/phpmd
PATHを設定して、反映させます。
echo 'export PATH=$HOME/.composer/vendor/bin:$PATH' >> .bash_profile
source .bash_profile
バージョンを確認します。
phpmd --version
<出力結果>
PHPMD 2.8.1
コードチェック
phpmdを利用してコードチェックを行ってみます。
test.phpという名前で下記のファイルを作成します。
<?php
ini_set('display_errors', "On");
ini_set('mbstring.internal_encoding' , 'UTF-8');
function test(int $i){
echo $i
}
test(1);
?>
チェックする項目は「codesize,controversial,design,naming,unusedcode」です。
phpmd test.php text codesize,controversial,design,naming,unusedcode
チェック項目意味は下記となります。
codesize : コードの大きさをチェック
controversial : 命名規則などのチェック
design : 設計関連のチェック
naming : 変数名などのチェック
unusedcode : 使っていない変数のチェック
cleancode : コードの美しさのチェック
実行結果は、下記となります。
/var/www/html/test.php - Unexpected token: }, line: 7, col: 1, file: /var/www/html/test.php.
echo $iの後ろにセミコロンがないため、チェックエラーとなりました。
セミコロンを付けて再度実行してみます。
echo $i;
今度は別チェックエラーが発生しました。変数名が短いと書いてあるので、$i を$valに変更します。
phpmd test.php text codesize,controversial,design,naming,unusedcode
<出力結果>
/var/www/html/test.php:5 Avoid variables with short names like $i. Configured minimum length is 3.
test.phpを変更
<?php
ini_set('display_errors', "On");
ini_set('mbstring.internal_encoding' , 'UTF-8');
function test(int $val){
echo $val;
}
test(1);
?>
再度、実行します。
phpmd test.php text codesize,controversial,design,naming,unusedcode
これで、チェックエラーはなくなりました。
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