Red Hat Enterprise Linuxのシステム監視 – top、htop、iostatの使い方

Red Hat Enterprise Linuxのシステム監視 – top、htop、iostatの使い方

この記事では、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)でシステムリソースの使用状況を効率的に監視するためのコマンドtophtopiostatの使用方法を解説します。CPU、メモリ、ディスクのパフォーマンスを確認し、システムの安定性とパフォーマンスを保つためのヒントも含めています。

1. topコマンドの概要と基本的な使用方法

topは、CPU、メモリ、プロセスの情報をリアルタイムで監視するツールです。システムの負荷やリソース使用率を一目で把握でき、デフォルトでは5秒ごとに自動更新されます。

# topコマンドの実行
top

2. topのインターフェース解説

topの画面上部にはCPU使用率、メモリ使用量、スワップ使用量が表示され、下部にはプロセス情報が一覧表示されます。各フィールドの意味を理解することで、リソース消費の多いプロセスを迅速に特定できます。

3. topでプロセスの並べ替え

top内で、プロセスをCPU使用率やメモリ使用量で並べ替えるには、Shift + P(CPU順)やShift + M(メモリ順)を使用します。これにより、リソースを多く消費するプロセスを優先的に表示できます。

4. topで特定のプロセスを終了する

top画面内で特定のプロセスを終了する場合、kキーを押して対象のプロセスID(PID)を入力し、終了します。これにより、システム負荷を軽減させることができます。

5. topで更新間隔を変更する

topのデフォルトの更新間隔を変更するには、dキーを押して任意の秒数を入力します。これにより、リソース使用状況をより詳細に監視できます。

6. htopの概要とインストール方法

htopは、topを視覚的に強化したツールで、色分けやスクロール機能が追加されています。yumでインストール可能です。

# htopのインストール
sudo yum install htop

7. htopのインターフェースと基本操作

htopでは、CPUやメモリの使用状況がグラフィカルに表示され、直感的にリソース使用率を把握できます。また、上下キーでプロセスリストをスクロールし、詳細な情報にアクセスできます。

8. htopでプロセスをフィルタリング

htopでは、F4キーでプロセス名を指定してフィルタリングが可能です。大量のプロセスの中から、特定のプロセスを簡単に見つけ出せます。

9. htopでプロセスの終了

htopで特定のプロセスを終了するには、対象のプロセスを選択した状態でF9キーを押し、シグナルを選択します。強制終了する場合は9(KILL)を選びます。

10. htopでプロセスの優先度変更

htopでは、プロセスの優先度(nice値)を変更することで、リソースの割り当てを調整できます。プロセスを選択してF7(優先度を下げる)、F8(優先度を上げる)を押すことで実行します。

11. iostatの概要とインストール方法

iostatは、CPU使用率やディスクのI/O状況を監視するツールで、特にディスクパフォーマンスの確認に役立ちます。sysstatパッケージに含まれているため、以下のコマンドでインストールできます。

# iostatのインストール
sudo yum install sysstat

12. iostatでディスクI/Oを監視

iostatを実行すると、CPUとディスクのI/O情報が表示されます。特定のデバイスのI/O使用率や、システムのI/Oボトルネックの把握に便利です。

# iostatコマンドの実行
iostat

13. iostatの詳細オプション

iostatには、特定のディスクのみを表示する-pオプションや、指定した秒数ごとに更新する-dオプションなど、さまざまなオプションが利用可能です。

# 5秒間隔でディスクI/Oを表示
iostat -d 5

14. iostatのレポート表示

iostatのレポート機能を使い、CPU使用率やディスクI/Oの統計を表示します。過去の統計をもとにシステムパフォーマンスを評価するのに役立ちます。

# CPUおよびディスクの統計を表示
iostat -c -d

15. 各コマンドの組み合わせによる効率的な監視方法

top、htop、iostatを組み合わせることで、CPU、メモリ、ディスクI/Oを総合的に監視し、システムの状態を効率的に把握できます。

まとめ

top、htop、iostatを駆使することで、Red Hat Enterprise Linuxシステムの負荷を効果的に監視でき、リソース管理やパフォーマンス最適化に役立ちます。