PostgreSQL 小数以下の四捨五入を行う

PostgreSQL 小数以下の四捨五入を行う

PostgreSQLで、小数以下の四捨五入を行う手順を記述してます。「round」に四捨五入したい数値を指定することで可能です。第二引数に四捨五入したい桁数を指定することも可能です。実行結果はpgadmin上で確認してます。

環境

  • OS CentOS Stream release 9
  • PostgreSQL 15.1
  • pgadmin4 6.16

手順

小数以下の四捨五入を行うには、「round」を使用します。

round(数値);

実際に、四捨五入してみます。

SELECT 	
	round(1.4),
	round(1.5),
	round(-1.4),
	round(-1.5);

実行結果を見ると、四捨五入されていることが確認できます。

桁数を指定

第二引数に四捨五入したい桁数を指定することもできます。
※桁を超えると0埋めされます。

SELECT 	
	round(1.23456,1),
	round(1.23456,2),
	round(1.23456,3),
	round(1.23456,4),
	round(1.23456,10);

実行結果

整数を四捨五入

整数を四捨五入する場合は、第二引数に「マイナス」を指定します。
※桁を超えると「0」が返ります。

SELECT 	
	round(11555.56,-1),
	round(11555.56,-2),
	round(11555.56,-3),
	round(11555.56,-4),
	round(11555.56,-5);

実行結果

切り上げ・切り捨て

切り上げ・切り捨ては、それぞれ「ceil」と「trunc」を使用します。

SELECT 
	ceil(1.99),
	ceil(-1.99),
	ceil(abs(-1.99))*sign(-1.99),
	trunc(1.99),	
	trunc(-1.99);

実行結果