Ubuntuで不要ログを削除して容量を確保する方法

Ubuntuで不要ログを削除して容量を確保する方法

Ubuntuサーバーを長期間運用していると、システムログやアプリケーションログが蓄積されてディスク容量を圧迫することがあります。特に容量の少ないVPSやクラウドサーバーでは、ログファイルの肥大化が原因でサービス障害につながる場合もあります。本記事ではUbuntuで不要なログを削除し、ディスク容量を確保する方法を解説します。

現在のディスク使用量を確認する

まずはディスクの使用状況を確認します。

df -h

実行例

Filesystem      Size  Used Avail Use%
/dev/sda1        50G   45G  2.5G  95%

使用率が高い場合はログファイルが原因になっている可能性があります。

画像

ログディレクトリの容量を確認する

Ubuntuのログは主に「/var/log」に保存されています。

ディレクトリ全体の容量を確認します。

sudo du -sh /var/log

さらに詳細を確認する場合はこちらです。

sudo du -h /var/log --max-depth=1

容量の大きいログファイルを特定できます。

大きなログファイルを探す

サイズの大きいログを確認します。

sudo find /var/log -type f -exec ls -lh {} \; | sort -k5 -hr | head -20

または

sudo du -ah /var/log | sort -rh | head -20

どのログが容量を消費しているか把握できます。

journalctlのログを削除する

Ubuntuではsystemdのジャーナルログが大量に保存されることがあります。

現在の使用容量を確認します。

journalctl --disk-usage

Archived and active journals take up 1.5G on disk.

画像

古いログを削除します。

7日以上前のログを削除

sudo journalctl --vacuum-time=7d

実行結果

容量指定で削除

sudo journalctl --vacuum-size=500M

500MB以内に収まるように古いログが削除されます。

ログファイルを空にする

不要なログの内容だけを削除する方法です。

sudo truncate -s 0 /var/log/syslog

認証ログ

sudo truncate -s 0 /var/log/auth.log

カーネルログ

sudo truncate -s 0 /var/log/auth.log

ファイル自体は残るため、ログ出力中のサービスへ影響を与えにくい方法です。

古い圧縮ログを削除する

Ubuntuでは古いログがgzip形式で保存されています。

確認

ls -lh /var/log/*.gz

削除

sudo rm -f /var/log/*.gz

サブディレクトリも含めて削除する場合

sudo find /var/log -name "*.gz" -delete

過去ログが不要な場合に有効です。

logrotateの設定を確認する

ログ肥大化を防ぐためにlogrotateが利用されています。

設定確認

cat /etc/logrotate.conf

主要設定例

weekly
rotate 4
compress

意味

・weekly:毎週ローテーション

・rotate 4:4世代保存

・compress:圧縮保存

保存世代が多すぎる場合は減らすことで容量を節約できます。

APTキャッシュも削除する

ログ以外にもパッケージキャッシュが容量を消費している場合があります。

削除

sudo apt clean

不要パッケージ削除

sudo apt autoremove -y

数百MBから数GB程度の空き容量を確保できることがあります。

削除後の容量を確認する

作業後は再度ディスク使用量を確認します。

df -h

またログディレクトリのサイズも確認します。

sudo du -sh /var/log

削除前後の容量を比較することで効果を確認できます。

ログ削除時の注意点

ログには障害調査やセキュリティ監査に必要な情報が含まれています。

削除前には以下を確認してください。

・必要なログのバックアップ取得

・監査対象サーバーでは保持期間を確認

・アプリケーション固有ログも確認

・本番環境では運用ルールに従う

特に業務システムでは安易な削除を避けることが重要です。

まとめ

Ubuntuで容量不足が発生した場合は、まず「/var/log」のサイズを確認し、不要なログを整理することで大幅に空き容量を増やせる場合があります。

特に「journalctl –vacuum-size」や「truncate」を利用したログ整理は即効性が高く、ディスク使用率の改善に効果的です。また、logrotateの設定を見直して定期的にログを管理することで、将来的な容量不足も防止できます。