Ubuntuで不要ログを削除して容量を確保する方法
- 作成日 2026.06.04
- ubuntu
Ubuntuサーバーを長期間運用していると、システムログやアプリケーションログが蓄積されてディスク容量を圧迫することがあります。特に容量の少ないVPSやクラウドサーバーでは、ログファイルの肥大化が原因でサービス障害につながる場合もあります。本記事ではUbuntuで不要なログを削除し、ディスク容量を確保する方法を解説します。
現在のディスク使用量を確認する
まずはディスクの使用状況を確認します。
df -h実行例
Filesystem Size Used Avail Use%
/dev/sda1 50G 45G 2.5G 95%使用率が高い場合はログファイルが原因になっている可能性があります。
画像

ログディレクトリの容量を確認する
Ubuntuのログは主に「/var/log」に保存されています。
ディレクトリ全体の容量を確認します。
sudo du -sh /var/logさらに詳細を確認する場合はこちらです。
sudo du -h /var/log --max-depth=1容量の大きいログファイルを特定できます。
大きなログファイルを探す
サイズの大きいログを確認します。
sudo find /var/log -type f -exec ls -lh {} \; | sort -k5 -hr | head -20または
sudo du -ah /var/log | sort -rh | head -20どのログが容量を消費しているか把握できます。
journalctlのログを削除する
Ubuntuではsystemdのジャーナルログが大量に保存されることがあります。
現在の使用容量を確認します。
journalctl --disk-usage例
Archived and active journals take up 1.5G on disk.画像

古いログを削除します。
7日以上前のログを削除
sudo journalctl --vacuum-time=7d実行結果

容量指定で削除
sudo journalctl --vacuum-size=500M500MB以内に収まるように古いログが削除されます。
ログファイルを空にする
不要なログの内容だけを削除する方法です。
例
sudo truncate -s 0 /var/log/syslog認証ログ
sudo truncate -s 0 /var/log/auth.logカーネルログ
sudo truncate -s 0 /var/log/auth.logファイル自体は残るため、ログ出力中のサービスへ影響を与えにくい方法です。
古い圧縮ログを削除する
Ubuntuでは古いログがgzip形式で保存されています。
確認
ls -lh /var/log/*.gz削除
sudo rm -f /var/log/*.gzサブディレクトリも含めて削除する場合
sudo find /var/log -name "*.gz" -delete過去ログが不要な場合に有効です。
logrotateの設定を確認する
ログ肥大化を防ぐためにlogrotateが利用されています。
設定確認
cat /etc/logrotate.conf主要設定例
weekly
rotate 4
compress意味
・weekly:毎週ローテーション
・rotate 4:4世代保存
・compress:圧縮保存
保存世代が多すぎる場合は減らすことで容量を節約できます。
APTキャッシュも削除する
ログ以外にもパッケージキャッシュが容量を消費している場合があります。
削除
sudo apt clean不要パッケージ削除
sudo apt autoremove -y数百MBから数GB程度の空き容量を確保できることがあります。
削除後の容量を確認する
作業後は再度ディスク使用量を確認します。
df -hまたログディレクトリのサイズも確認します。
sudo du -sh /var/log削除前後の容量を比較することで効果を確認できます。
ログ削除時の注意点
ログには障害調査やセキュリティ監査に必要な情報が含まれています。
削除前には以下を確認してください。
・必要なログのバックアップ取得
・監査対象サーバーでは保持期間を確認
・アプリケーション固有ログも確認
・本番環境では運用ルールに従う
特に業務システムでは安易な削除を避けることが重要です。
まとめ
Ubuntuで容量不足が発生した場合は、まず「/var/log」のサイズを確認し、不要なログを整理することで大幅に空き容量を増やせる場合があります。
特に「journalctl –vacuum-size」や「truncate」を利用したログ整理は即効性が高く、ディスク使用率の改善に効果的です。また、logrotateの設定を見直して定期的にログを管理することで、将来的な容量不足も防止できます。
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