Claude CodeをLinux(Ubuntu)で使う方法|インストールから基本操作・実務での使い方まで詳しく整理

Claude CodeをLinux(Ubuntu)で使う方法|インストールから基本操作・実務での使い方まで詳しく整理

Claude Codeは、ターミナル上で利用できるAIコーディング支援ツールです。Linux(Ubuntu)環境に導入すると、プロジェクト内のコード確認、修正案の作成、ファイル編集、テスト実行、Git操作の補助などを、コマンドラインから自然言語で進めやすくなります。ここでは、UbuntuでClaude Codeを使うための準備、インストール、認証、基本操作、プロジェクトでの使い方、権限管理、トラブル対応までを実務向けに整理します。

Claude Codeとは何か

Claude Codeは、Anthropicが提供しているAIコーディング支援ツールです。通常のチャット型AIとは異なり、ターミナル上でプロジェクトディレクトリを読み取りながら、コードの確認、修正、テスト、リファクタリング、コマンド実行の補助などを行えます。

UbuntuのようなLinux環境では、開発用サーバー、ローカル開発環境、WSL、検証用VMなどで利用しやすく、CLI中心の開発作業と相性が良いです。

Claude Codeを使う前に必要なもの

Claude CodeをUbuntuで使うには、主に以下が必要です。

・Ubuntu環境
・インターネット接続
・ターミナル
・Claudeの利用権限
・コードプロジェクト
・必要に応じてNode.js
・必要に応じてGit

Claude Codeは、Claude.aiの有料プランやClaude ConsoleのAPIキーなど、利用形態によって認証方法が変わる場合があります。個人利用ならClaude.aiアカウントでログインする形、API課金で使う場合はANTHROPIC_API_KEYを使う形が代表的です。

Ubuntuのパッケージを最新化する

インストール前に、Ubuntu側のパッケージ情報を更新しておきます。

sudo apt update
sudo apt upgrade -y

基本的な開発ツールも入れておくと便利です。

sudo apt install -y curl git ca-certificates build-essential

curlはインストーラー取得、gitはプロジェクト管理、build-essentialは開発関連の依存で必要になることがあります。

公式インストーラーでClaude Codeをインストールする

Claude Codeは、LinuxやWSL向けに公式インストーラーを使って導入できます。

curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash

インストール後、ターミナルを再起動するか、シェル設定を読み込み直します。

source ~/.bashrc

または、利用しているシェルに応じて以下のようにします。

source ~/.zshrc

インストールできたか確認します。

claude –version

バージョン情報が表示されれば、Claude Codeのコマンドが利用できる状態です。

npmでClaude Codeをインストールする方法

Node.js環境がある場合は、npmを使ってClaude Codeをグローバルインストールする方法もあります。npm版を使う場合、Node.js 18以上が必要です。

node -v
npm -v

Node.jsが古い、または未インストールの場合は、先にNode.jsを用意します。

sudo apt install -y nodejs npm

ただし、Ubuntu標準リポジトリのNode.jsは古い場合があります。Node.js 18以上が必要なため、バージョン確認は必ず行います。

Claude Codeをnpmでインストールします。

sudo npm install -g @anthropic-ai/claude-code

確認します。

claude –version

公式インストーラーとnpmのどちらを使うか迷う場合は、まず公式インストーラーを使う方が分かりやすいです。

Claude Codeにログインする

Claude Codeを起動します。

claude

初回起動時は、ログインや認証が求められます。ブラウザで認証する流れになる場合は、画面に表示される案内に従ってログインします。

APIキーを使う場合は、環境変数に設定します。

export ANTHROPIC_API_KEY=”your_api_key_here”

毎回設定しなくてよいようにする場合は、~/.bashrc などに追記します。

echo ‘export ANTHROPIC_API_KEY=”your_api_key_here”‘ >> ~/.bashrc
source ~/.bashrc

APIキーを直接シェル履歴に残したくない場合は、手入力や環境変数管理ツールを使う方が安全です。

プロジェクトディレクトリでClaude Codeを起動する

Claude Codeは、作業したいプロジェクトのディレクトリで起動します。

[code]
cd /path/to/your/project
claude
[/code]

Git管理されているプロジェクトなら、先に状態を確認しておくと安全です。

git status

作業前にブランチを切る運用もおすすめです。

git checkout -b feature/claude-code-test

AIにファイル編集を任せる場合でも、Gitで差分を確認できる状態にしておくことが重要です。

Claude Codeで最初に試したい基本操作

Claude Codeを起動したら、まずはプロジェクトの把握を依頼します。

このプロジェクトの構成を確認して、主要なファイルと役割を整理してください。

次に、特定ファイルの確認を依頼します。

このファイルの処理内容を要約してください。

バグ調査にも使えます。

このエラーの原因になりそうな箇所を探してください。

修正案を出してもらうこともできます。

この処理をより読みやすくリファクタリングしてください。変更前に方針を出してください。

いきなり大きな変更を依頼するより、最初は確認、要約、修正方針の作成から始める方が安全です。

ファイル編集を依頼する時の注意点

Claude Codeはファイル編集を支援できますが、すべてを無条件に任せるのは危険です。特に本番コード、認証処理、決済処理、データ削除処理、セキュリティ関連の修正では、人間側の確認が必須です。

依頼する時は、条件を明確にします。

以下の条件で修正してください。
・既存の関数名は変えない
・外部仕様は変えない
・不要な大規模リファクタリングはしない
・変更後に差分を確認できるようにする

変更後はGit差分を確認します。

git diff

必要に応じてテストを実行します。

npm test

またはPHP、Python、Rubyなど、プロジェクトに応じたテストコマンドを実行します。

Claude Codeにテスト実行を依頼する

Claude Codeは、プロジェクトのテストコマンドを確認し、実行の補助をする用途でも便利です。

このプロジェクトでテストを実行する方法を確認してください。

テストが分かったら、実行を依頼します。

テストを実行して、失敗している箇所があれば原因を整理してください。

手動で実行する場合は、プロジェクトに応じて以下のようなコマンドを使います。

npm test

pytest

vendor/bin/phpunit

go test ./…

テスト結果を見ながら修正を進めることで、AIによる変更の安全性を高めやすくなります。

Gitと組み合わせて安全に使う

Claude Codeを実務で使う場合、Gitとの併用はほぼ必須です。変更前の状態を確認します。

git status

作業用ブランチを作成します。

git checkout -b fix/target-issue

Claude Codeで修正後、差分を確認します。

git diff

問題なければコミットします。

git add .
git commit -m “Fix target issue”

AIが行った変更は、必ず差分で確認します。意図しないファイル変更、不要なコメント追加、大きすぎる修正、仕様変更が混ざっていないかを見ることが重要です。

設定画面や構成変更を確認する

Claude Codeには設定を確認・変更するための機能があります。対話モード中に以下を入力します。

/config

設定画面では、利用状況や挙動に関する設定を確認できる場合があります。プロジェクト単位、ユーザー単位で設定を分けたい場合は、設定ファイルや環境変数の扱いも確認しておくと管理しやすくなります。

チーム利用では、個人の好みだけで設定せず、リポジトリ内で共有する設定と、個人環境に閉じる設定を分けることが重要です。

権限確認とコマンド実行の考え方

Claude Codeは、ファイル編集やコマンド実行を伴う場合があります。そのため、権限の扱いには注意が必要です。

特に注意したいコマンドは以下です。

・rm
・mv
・chmod
・chown
・sudo
・docker compose down
・データベース削除系コマンド
・本番環境へのデプロイ
・秘密情報を表示するコマンド

Ubuntuで利用する場合、通常ユーザーで作業し、必要がある場合だけsudoを使うのが基本です。Claude Codeにsudoが必要な作業を依頼する場合は、何をするのかを事前に確認してから進めます。

Claude Codeでよく使う依頼文の例

プロジェクト把握の依頼です。

このリポジトリの構成を確認し、主要ディレクトリと役割を整理してください。

バグ調査の依頼です。

このエラーメッセージの原因を調査し、修正候補を優先度順に整理してください。

修正前の方針確認です。

修正に入る前に、変更方針と影響範囲を先に出してください。

小さく修正させる依頼です。

最小限の変更で修正してください。既存仕様を変えないでください。

テスト追加の依頼です。

今回の修正に対応するテストを追加してください。既存のテスト方針に合わせてください。

レビュー依頼です。

この差分をレビューして、バグになりそうな点、セキュリティ上の懸念、保守性の問題を指摘してください。

Claude Codeを使う時は、依頼文を具体的にするほど、意図に近い結果になりやすくなります。

Ubuntuでコマンドが見つからない時の確認

インストール後に claude コマンドが見つからない場合は、PATHの問題が考えられます。

which claude
echo $PATH

npmでインストールした場合は、グローバルインストール先を確認します。

npm bin -g
npm root -g

シェル設定を読み込み直します。

source ~/.bashrc

それでも見つからない場合は、一度ターミナルを閉じて開き直します。

Node.jsのバージョンで失敗する場合

npm版のClaude Codeを利用する場合、Node.js 18以上が必要です。バージョンを確認します。

node -v

Node.jsが古い場合は、NodeSourceなどを使って新しいバージョンを入れる方法があります。

curl -fsSL https://deb.nodesource.com/setup_20.x | sudo -E bash –
sudo apt install -y nodejs

確認します。

node -v
npm -v

その後、Claude Codeを再インストールします。

sudo npm install -g @anthropic-ai/claude-code

安全に使うための実務ルール

Claude Codeを業務で使う場合は、便利さだけでなく安全性のルールも必要です。

・本番環境で直接大きな変更をさせない
・必ずGit差分を確認する
・秘密鍵やパスワードを貼り付けない
・APIキーをコードに直書きしない
・削除系コマンドは必ず確認する
・大規模変更は小さな単位に分ける
・テストを実行する
・レビューを人間が行う
・生成されたコードをそのまま信用しない
・ログや設定ファイルに機密情報が含まれないか確認する

AIコーディング支援は、作業速度を上げるための道具です。最終的な品質判断や本番反映の責任は、人間側で持つ必要があります。

アンインストールする方法

npmでインストールした場合は、以下で削除できます。

sudo npm uninstall -g @anthropic-ai/claude-code

公式インストーラーで入れた場合は、インストール先や公式案内に従って削除します。まずはコマンドの場所を確認します。

which claude
ls -l $(which claude)

不要になった設定やキャッシュがある場合は、削除前に中身を確認します。

ls -la ~/.claude

設定ファイルを消すとログイン情報や個人設定も失われる可能性があるため、削除前に必要な情報がないか確認します。

まとめ

Claude Codeは、Ubuntuのターミナル上でコード確認、修正、テスト、レビュー補助を進められる強力なAIコーディング支援ツールです。公式インストーラーを使えばLinux環境にも導入しやすく、npm版を使う場合はNode.js 18以上を用意してインストールできます。実務で使う際は、Gitブランチを切る、差分を確認する、テストを実行する、削除系やsudoを伴う作業を慎重に扱う、といった基本ルールが重要です。Claude Codeを単なるコード生成ツールとしてではなく、調査、修正方針作成、レビュー、テスト補助まで含めた開発支援ツールとして使うことで、Ubuntu環境での開発作業を効率化しやすくなります。