Railsのエラー『ActiveRecord::PendingMigrationError』の解決方法

Railsでデータベースのマイグレーションを行っている際に、『ActiveRecord::PendingMigrationError』というエラーが発生することがあります。このエラーは、未実行のマイグレーションが存在する場合に発生します。本記事では、このエラーの原因と解決方法について詳しく説明します。
エラーの発生条件
『ActiveRecord::PendingMigrationError』エラーは、主に以下のような状況で発生します。
- 未実行のマイグレーションが存在する場合。
- マイグレーションファイルが正しく作成されていない場合。
- マイグレーションが正しく実行されていない場合。
エラーの具体例
以下のコードは、未実行のマイグレーションが存在する場合にエラーが発生する例です。
# db/migrate/20230101010101_create_users.rb
class CreateUsers < ActiveRecord::Migration[6.1]
def change
create_table :users do |t|
t.string :name
t.timestamps
end
end
end
# マイグレーションを実行せずにサーバーを起動
rails server
このコードを実行すると、『ActiveRecord::PendingMigrationError』というエラーが発生します。
エラーの解決方法
このエラーを解決するには、次の方法があります。
マイグレーションを実行する
未実行のマイグレーションを実行します。
rails db:migrate
マイグレーションの状態を確認する
マイグレーションの状態を確認し、未実行のマイグレーションがあるかどうかを確認します。
rails db:migrate:status
マイグレーションファイルを確認する
マイグレーションファイルが正しく作成されているかどうかを確認します。
# db/migrate/20230101010101_create_users.rb
class CreateUsers < ActiveRecord::Migration[6.1]
def change
create_table :users do |t|
t.string :name
t.timestamps
end
end
end
マイグレーションをロールバックする
マイグレーションをロールバックして、再度実行します。
rails db:rollback
rails db:migrate
データベースをリセットする
データベースをリセットして、全てのマイグレーションを再度実行します。
rails db:reset
例外処理を使用する
例外処理を使用して、`ActiveRecord::PendingMigrationError`を捕捉し、適切に対処します。
begin
rails server
rescue ActiveRecord::PendingMigrationError => e
puts "PendingMigrationError: #{e.message}"
end
ログを記録する
エラーが発生した際に、ログを記録して後で分析できるようにします。
require 'logger'
logger = Logger.new("migration_errors.log")
begin
rails server
rescue ActiveRecord::PendingMigrationError => e
logger.error("PendingMigrationError: #{e.message}")
end
まとめ
『ActiveRecord::PendingMigrationError』エラーは、未実行のマイグレーションが存在する場合に発生します。このエラーを解決するには、マイグレーションを実行する、マイグレーションの状態を確認する、データベースをリセットするなどの方法があります。データベースのマイグレーションを行う際には、これらの方法を活用してエラーを回避することが重要です。
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