CMD: ‘X’ is not recognized as a keyword の解決方法

このエラーは、コマンドプロンプトで入力したコマンドが認識されない場合に発生します。通常、入力ミスや環境変数の設定不備が原因です。この記事ではエラーの発生条件、原因、および解決策を解説します。
目次
エラーの発生条件
- コマンドのスペルミス
- 使用しているキーワードがコマンドプロンプトの予約語でない
- 環境変数 PATH に対象のプログラムが設定されていない
- カスタムスクリプトやバッチファイルが存在しない
- 特定のプログラムやライブラリがインストールされていない
スペルミスを確認する
コマンドやキーワードのスペルが正しいかを確認します。
// 誤った入力の例
copi file.txt destination/
// 正しい入力の例
copy file.txt destination/
コマンドが予約語かを確認する
使用しているコマンドが、Windowsコマンドプロンプトで認識される予約語であるか確認します。
// 予約語の例
IF, FOR, SET, COPY
// 認識されない例
X, CUSTOM_COMMAND
PATH 環境変数を確認する
カスタムプログラムやスクリプトが実行できない場合、PATH 環境変数にパスが含まれているかを確認します。
// PATH を確認するコマンド
echo %PATH%
// PATH にディレクトリを追加するコマンド
setx PATH "%PATH%;C:\path\to\your\program"
プログラムのインストール状況を確認する
エラーが特定のプログラムに関連している場合、インストールされているか確認します。
// プログラムがインストールされているか確認する手順
1. Windows の「設定」→「アプリ」を開く
2. 対象プログラムがリストに表示されているか確認
拡張子と関連付けを確認する
.bat や .cmd ファイルが認識されない場合、拡張子の関連付けを確認します。
// 拡張子の関連付けを確認するコマンド
assoc .bat
assoc .cmd
// 正常な出力例
.bat=batfile
.cmd=cmdfile
コマンドのフルパスを指定する
PATH が設定されていない場合、フルパスを使用してコマンドを実行します。
// フルパスで実行する例
C:\path\to\your\program.exe
別のシェルを試す
PowerShellやWSLなどの他のシェル環境でコマンドを実行してみます。
// PowerShellでの実行例
Start-Process "your_program.exe"
// WSLでの実行例
wsl ./your_script.sh
カスタムスクリプトの配置場所を確認する
カスタムコマンドやスクリプトが適切な場所に配置されているか確認します。
// スクリプトを配置する例
C:\path\to\scripts\my_script.bat
エラーの再現手順を記録する
エラーが再現する手順を記録し、問題箇所を特定します。
// 再現手順の例
1. コマンドプロンプトを開く
2. X コマンドを入力
3. エラーメッセージを確認
エラーのデバッグ方法
コマンドプロンプトで「echo」や「pause」を使用してスクリプトの流れを確認します。
// デバッグ用コード例
echo Starting script...
pause
echo Script completed.
まとめ
CMD: ‘X’ is not recognized as a keyword というエラーは、コマンドのスペルや環境変数の設定が原因で発生します。環境変数の確認やコマンドのスペルチェックを通じて解決を目指してください。
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