Rocky Linuxでのサーバーログ管理と監視
- 作成日 2025.04.04
- Rocky Linux
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サーバーログはシステムの動作状況やエラーの原因を確認するために重要です。本記事では、Rocky Linuxでのサーバーログの管理と監視方法を解説します。効率的にログを管理し、監視することで、システムの安定性とセキュリティを保つ方法を学びましょう。
1. ログファイルの種類と場所
Rocky Linuxでは、システムやアプリケーションのログが主に/var/logディレクトリに格納されています。ここにはシステム全体のログや各サービスのログファイルが保存され、次のような主なファイルがあります。
/var/log/messages # 一般的なシステムイベント
/var/log/secure # 認証とセキュリティログ
/var/log/cron # 定期実行ジョブのログ
/var/log/dmesg # カーネルメッセージ2. journalctlコマンドでのログ確認
systemdを使用するRocky Linuxでは、journalctlコマンドを用いてシステム全体のログを確認できます。最新のログを確認する方法や、特定の期間やサービスに絞った表示方法を紹介します。
全ログを表示
journalctl
ブート後のログのみ表示
journalctl -b
特定のサービスのログを表示(例: sshd)
journalctl -u sshd3. 特定ログの監視: tailコマンド
リアルタイムでログを監視したい場合は、tailコマンドが便利です。例えば、/var/log/messagesをリアルタイムで監視することで、システムイベントを即時に確認できます。
tail -f /var/log/messages4. ログローテーションの設定
ログファイルが大きくなりすぎないように、logrotateで自動的にログファイルを分割・削除することが可能です。設定ファイルは/etc/logrotate.confおよび/etc/logrotate.d/にあります。
cat /etc/logrotate.conf5. rsyslogによるリモートログの収集
複数のサーバーのログを集中管理するには、rsyslogを利用してリモートログを集める設定が便利です。/etc/rsyslog.confにてリモートログ収集を設定します。
/etc/rsyslog.confの編集例
module(load="imudp")
input(type="imudp" port="514")6. Logwatchでのレポート作成
Logwatchを使用すると、日々のログの要約レポートをメールで受け取ることができます。これにより、重要なログを見逃すことなく管理できます。
Logwatchのインストール
dnf install logwatch -y
ログのレポート生成
logwatch --detail high --mailto example@example.com --range todayまとめ
ログの管理と監視は、システムの安定運用に欠かせない作業です。これらのコマンドやツールを使いこなすことで、Rocky Linuxサーバーのログを効果的に管理し、システムの健全性を保つことができます。
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