Rocky LinuxでのCI/CDパイプライン構築ガイド
- 作成日 2025.03.14
- Rocky Linux
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この記事では、Rocky Linux上でCI/CDパイプラインを構築する方法を詳しく解説します。継続的インテグレーションと継続的デリバリーを導入することで、ソフトウェア開発の効率と品質を向上させましょう。
必要なツールのインストール
まず、JenkinsとGitをインストールし、CI/CDの基盤を整えます。
sudo dnf install -y git
sudo dnf install -y java-11-openjdk
wget -O /etc/yum.repos.d/jenkins.repo https://pkg.jenkins.io/redhat-stable/jenkins.repo
sudo rpm --import https://pkg.jenkins.io/redhat-stable/jenkins.io.key
sudo dnf install -y jenkins
Jenkinsのセットアップ
Jenkinsを起動し、初期設定を行います。
sudo systemctl enable --now jenkins
sudo cat /var/lib/jenkins/secrets/initialAdminPassword
ブラウザでhttp://localhost:8080
にアクセスし、初期パスワードを使用してセットアップを完了させます。
プラグインのインストール
Jenkinsで必要なプラグイン(Git、Pipeline等)をインストールし、環境を強化します。
Jenkinsのダッシュボードで「Manage Jenkins > Manage Plugins」からプラグインをインストールします。
Gitリポジトリの準備
CIプロジェクト用のGitリポジトリを作成し、サンプルアプリケーションを準備します。
git init my-project
cd my-project
echo "print('Hello, Rocky Linux!')" > app.py
git add app.py
git commit -m "Initial commit"
Jenkinsジョブの作成
パイプラインジョブを作成し、ビルドとテストの自動化を開始します。
ジョブを作成する際、パイプラインを選択し、以下のScriptを使用します。
pipeline {
agent any
stages {
stage('Clone') {
steps {
git 'https://my-repo-url.git'
}
}
stage('Build') {
steps {
echo 'Building…'
// ビルドコマンドをここに記載
}
}
stage('Test') {
steps {
echo 'Testing…'
// テストコマンドをここに記載
}
}
}
}
自動デプロイメント設定
ビルド成功後にアプリケーションをデプロイする手順を設定します。
通常、SSHを使用してターゲットサーバーにデプロイします。デプロイ用の鍵を設定し、Jenkinsからアクセス可能な状態にします。
通知設定
ビルドやデプロイ結果をSlackやEmailに通知するよう設定します。
「Manage Jenkins > Configure System」でメールやSlackの情報を設定し、ビルド後に通知するよう調整します。
スケーリングと負荷テスト
CI/CD環境の負荷テストを行い、スケーラビリティを確認します。
echo '負荷テストツールを使用して、パイプラインの性能を測定します。'
この手順を経て、Rocky Linux上で強力かつ効率的なCI/CDパイプラインを構築することができます。
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