RHELでのGitの導入と基本的な使用法 – バージョン管理をはじめよう
- 作成日 2025.03.07
- redhat
この記事では、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)環境でGitを導入し、基本的な使用法を説明します。Gitを使うことで、ソースコードの管理やチームでのコラボレーションを効率化できます。
目次
Gitとは
Gitは分散型バージョン管理システムで、コードの変更履歴を記録し、複数人での共同作業を可能にします。
前提条件
- Red Hat Enterprise Linux 8または9がインストール済み
- rootまたはsudo権限を持つユーザー
- インターネット接続が可能
Gitのインストール
Gitをインストールするには以下を実行します。
sudo dnf install git -yインストール後、バージョンを確認します。
git --versionGitの初期設定
ユーザー名とメールアドレスを設定します。
git config --global user.name "Your Name"
git config --global user.email "your.email@example.com"設定を確認します。
git config --listリポジトリの作成
新しいGitリポジトリを作成します。
mkdir my_project
cd my_project
git init既存のディレクトリをリポジトリ化する場合:
cd existing_directory
git initファイルのステージングとコミット
新しいファイルを追加し、ステージングします。
echo "Sample content" > sample.txt
git add sample.txt変更をコミットします。
git commit -m "Initial commit"リモートリポジトリの追加
リモートリポジトリを追加します。
git remote add origin https://github.com/yourusername/repository.gitリモートリポジトリを確認します。
git remote -v変更のプッシュ
ローカルの変更をリモートリポジトリにプッシュします。
git push -u origin mainリモートリポジトリのクローン
リモートリポジトリをクローンしてローカルにコピーします。
git clone https://github.com/yourusername/repository.git変更の確認
変更内容を確認します。
git status
git diffブランチの作成と管理
新しいブランチを作成します。
git branch feature-branchブランチを切り替えます。
git checkout feature-branchブランチを削除する場合:
git branch -d feature-branchマージとコンフリクトの解決
ブランチをマージします。
git checkout main
git merge feature-branchコンフリクトが発生した場合、ファイルを編集し、以下を実行します。
git add .
git commitタグの利用
タグを作成してバージョンを記録します。
git tag -a v1.0 -m "Version 1.0"
git push origin v1.0Gitログの確認
コミット履歴を確認します。
git log簡易表示の場合:
git log --onelineトラブルシューティング
Gitのエラーが発生した場合、以下を確認します。
- リモートリポジトリのURL設定
- 認証情報
- ファイルの競合状況
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