Rocky Linuxでのカスタムデーモンサービス作成ガイド

Rocky Linuxでのカスタムデーモンサービス作成ガイド

この記事では、Rocky Linux上でカスタムデーモンサービスを作成する方法を詳細に解説します。デーモンサービスを活用して、システム起動時に自動実行させたいスクリプトやアプリケーションを管理しましょう。

サービス用スクリプトの準備

カスタムデーモンとして実行したいスクリプトを用意します。ここでは、シンプルなBashスクリプトを例にします。

!/bin/bash
while true; do
echo "Hello from my custom service!" >> /var/log/custom_service.log
sleep 60
done

このスクリプトは、60秒ごとにログファイルにメッセージを書き込みます。

スクリプトを実行可能にする

スクリプトをデーモンとして実行するために、実行権限を付与します。

chmod +x /path/to/your-script.sh

システムdユニットファイルの作成

システム起動時にデーモンを管理するためのユニットファイルを/etc/systemd/system/に作成します。

sudo vi /etc/systemd/system/my-custom-service.service

以下の内容を含めます。

[Unit]
Description=My Custom Service

[Service]
ExecStart=/path/to/your-script.sh
Restart=always

[Install]
WantedBy=multi-user.target

サービスのリロードと有効化

ユニットファイルを作成したら、システムdをリロードし、サービスを有効化します。

sudo systemctl daemon-reload
sudo systemctl enable my-custom-service

カスタムサービスの起動と停止

サービスを手動で開始および停止して、動作を確認します。

sudo systemctl start my-custom-service
sudo systemctl stop my-custom-service

サービスのステータス確認

サービスの実行状況を確認し、ログを確認することでトラブルシューティングを行います。

sudo systemctl status my-custom-service
sudo tail /var/log/custom_service.log

トラブルシューティングとログの確認

サービスが正常に動作しない場合、ログを確認します。

journalctl -u my-custom-service

サービスの自動再起動オプション

サービスが停止した場合の動作を確認し、Restart=alwaysオプションで自動再起動を適用します。これにより、異常終了時でもサービスが再開されます。

以上の手順で、Rocky Linux上にカスタムデーモンサービスを作成することができます。ユニットファイルを適切に設定し、システムdで管理することで、安定したサービス運用が可能です。