もう迷わない! RHELトラブルシューティング、原因究明5つの鉄板コマンド

もう迷わない! RHELトラブルシューティング、原因究明5つの鉄板コマンド

Red Hat Enterprise Linux (RHEL) でのトラブルシューティングは、適切なコマンドを使用することで大幅に効率化できます。ここでは、原因究明に役立つ5つの鉄板コマンドを中心に、システムの健全性を保つ方法を提供します。

dmesgでカーネルメッセージの確認

カーネルとハードウェアのメッセージを確認し、ブート時やハードウェアで発生したエラーを即座に把握。

dmesg | less

journalctlでシステムログを検索

systemdによって管理される詳細なログを閲覧し、サービスやユニット関連の問題を特定。

journalctl -xe

topでリソース使用状況を監視

システムの稼働状況をリアルタイムで把握し、プロセスのリソース消費を即座に撮像化。

top

psでプロセスの詳細情報を取得

特定のプロセス情報を表示し、プロセスの状態やリソース使用状況を解析。

ps aux | grep httpd

netstatでネットワーク接続を分析

ネットワークの受発信接続状態を確認し、異常な接続を早期に発見。

netstat -tuln

lsofで開いているファイルを追跡

システム上で開かれているファイルを一覧で表示し、どのプロセスがどのリソースを使用しているかを把握。

lsof -i

dfでディスク使用量を確認

各ファイルシステムのディスク使用量を確認し、容量が逼迫している箇所を即発見。

df -h

pingでネットワーク疎通を確認

他のホストに疎通要求を送り、ネットワーク接続が正常であるかを短時間で確認。

ping -c 4 google.com

ipでネットワークインタフェースを診断

ネットワークインタフェースの設定情報を取得し、接続問題を特定。

ip a

tracepathでパケットの経路を追跡

ネットワーク経路上の各ホップを辿り、通信経路での遅延や障害を調査。

tracepath example.com

ssでソケットの接続情報を確認

アクティブなソケットを一覧表示し、接続中のポートやリスニングポートを即時確認。

ss -tuln

killで問題のあるプロセスを終了

誤動作しているプロセスを安全に終了し、システム全体への影響を最小化。

kill -9 [PID]

これらのコマンドを駆使することで、RHELのシステム問題を迅速に診断し、安定した運用を維持することが可能です。