Rocky LinuxでのGeolocationを用いたIP制限の実装ガイド
- 作成日 2024.11.13
- Rocky Linux
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この記事では、Rocky Linux上でGeolocationデータを利用して特定の国や地域からのIPアドレスを制限する方法を紹介します。これにより、セキュリティの強化とアクセスの制御を実現します。
目次
GeoIPデータのインストールと設定
まず、GeoIPデータベースをインストールし、利用可能な形に準備します。
sudo dnf install -y epel-release
sudo dnf install -y geoip geoip-update
GeoIPデータベースの更新
GeoIPデータベースを最新の状態に更新します。
sudo geoipupdate
Nginxのインストールと設定ファイルの編集
Geolocationを利用するNginxをインストールし、設定を開始します。
sudo dnf install -y nginx
sudo vi /etc/nginx/nginx.conf
GeoIPモジュールの設定
NginxでGeoIPモジュールを有効化し、解析のための設定を行います。
http {
…
geoip_country /usr/share/GeoIP/GeoIP.dat;
map $geoip_country_code $allowed_country {
default no;
US yes;
CA yes;
}
<pre><code>server {
...
if ($allowed_country = no) {
return 403;
}
}</code></pre>
}
ファイアウォールでのIP制限
Nginxでの制限と合わせて、ファイアウォールでも国別IP制限を設定します。
sudo firewall-cmd --permanent --zone=public --add-rich-rule='rule family="ipv4" source address="203.0.113.0/24" reject'
sudo firewall-cmd --reload
設定の確認とテスト
設定が正しく動作しているか、テストし確認します。
sudo nginx -t
sudo systemctl restart nginx
以上の設定が適切に出来た場合、指定した国からのアクセスを制限できます。
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