コマンドプロンプトで環境変数を設定・管理する方法

コマンドプロンプトで環境変数を設定・管理する方法

環境変数は、システム全体やユーザーのセッションに関する情報を格納するために使用されます。コマンドプロンプトを使用して、これらの環境変数を設定および管理する方法について説明します。

環境

  • OS windows11

環境変数の確認

現在の環境変数を確認するには、以下のコマンドを実行します。

set

このコマンドは、全ての環境変数とその値を一覧表示します。

環境変数の設定

一時的に環境変数を設定するには、以下のコマンドを使用します。この設定は、コマンドプロンプトのセッションが終了するまで有効です。

set 環境変数名=値

例えば、MY_VAR という名前の環境変数を example に設定するには、次のように入力します。

set MY_VAR=example

環境変数の永続的な設定

永続的に環境変数を設定するには、setx コマンドを使用します。このコマンドを使うと、ユーザー環境変数として設定され、次回のセッションでも有効です。

setx 環境変数名 値

例えば、MY_VAR という環境変数を example に設定するには、次のように入力します。

setx MY_VAR example

環境変数の削除

設定した環境変数を削除するには、次のコマンドを使用します。このコマンドは、ユーザー環境変数を削除します。

setx 環境変数名 ""

例えば、MY_VAR という環境変数を削除するには、次のように入力します。

setx MY_VAR ""

注意点

  • set コマンドで設定した環境変数は、現在のセッションのみ有効です。
  • setx コマンドで設定した環境変数は、ユーザーの全てのセッションで有効です。
  • 永続的な変更を行う際は、再起動またはログオフ・ログインが必要な場合があります。

これで、コマンドプロンプトを使用して環境変数を設定・管理する方法がわかりました。これらのコマンドを利用して、システムやアプリケーションの動作をカスタマイズできます。