コマンドプロンプトでシステムのプロセスリストを分析する方法

コマンドプロンプトでシステムのプロセスリストを分析する方法

システムのプロセスリストを分析することで、現在実行中のプログラムやサービスを監視し、リソースの使用状況を把握できます。コマンドプロンプトを利用すれば、詳細なプロセス情報を取得し、システムのパフォーマンスやトラブルシューティングに役立てることができます。この記事では、プロセスリストを分析するための様々なコマンドを紹介します。

環境

  • OS windows11

プロセスの一覧を表示する

まず、システムで実行中のプロセスの基本的な一覧を表示するには、tasklist コマンドを使用します。

tasklist

このコマンドは、実行中のプロセスの名前、PID(プロセスID)、メモリ使用量などの基本情報を表示します。

特定のプロセスを検索する

特定のプロセスを検索したい場合は、tasklist コマンドにフィルタリングオプションを追加します。例えば、notepad.exeというプロセスを検索するには、次のコマンドを使用します。

tasklist /fi "imagename eq notepad.exe"

このコマンドは、notepad.exe プロセスだけを表示します。

プロセスの詳細情報を表示する

プロセスの詳細情報を取得するには、tasklist コマンドのオプションを利用します。例えば、各プロセスの詳細な情報を表示するには以下のコマンドを使用します。

tasklist /v

このコマンドは、各プロセスの詳細な状態や使用しているメモリなどの追加情報を提供します。

プロセスのリソース使用状況を表示する

プロセスのリソース使用状況を確認するには、tasklist コマンドに/foオプションを使用して出力形式を指定できます。例えば、CSV形式で出力する場合は次のコマンドを使用します。

tasklist /fo csv

このコマンドは、プロセス情報をCSV形式で出力し、後でデータを分析しやすくします。

プロセスの終了

特定のプロセスを終了させるには、taskkill コマンドを使用します。例えば、notepad.exeを終了させるには次のコマンドを使用します。

taskkill /im notepad.exe /f

このコマンドは、notepad.exe プロセスを強制的に終了させます。/f オプションは強制終了を意味します。

リモートシステムのプロセスを表示する

リモートシステムのプロセスリストを表示するには、tasklist コマンドにリモートシステムの名前を指定します。

tasklist /s <リモートシステムのIPアドレス> /u <ユーザー名> /p <パスワード>

このコマンドは、指定したリモートシステムのプロセスリストを表示します。<リモートシステムのIPアドレス><ユーザー名><パスワード>を適切に置き換えて使用します。

まとめ

コマンドプロンプトを利用してシステムのプロセスリストを分析する方法を紹介しました。これらのコマンドを活用することで、システムのパフォーマンスを監視し、問題のトラブルシューティングを行うことができます。定期的なプロセスのチェックを行い、システムの健全性を保ちましょう。