コマンドプロンプトで特定のアプリケーションを起動するバッチファイルを作成する方法
- 作成日 2024.10.22
- windows

バッチファイルを使用して特定のアプリケーションをコマンドプロンプトから起動することで、日常のタスクを簡素化し、作業の効率を上げることができます。この記事では、バッチファイルを使って特定のアプリケーションを起動する方法を詳しく解説します。
環境
- OS windows11
バッチファイルの基本構造
バッチファイルは、テキストエディタで作成し、.bat
拡張子で保存するスクリプトファイルです。基本的な構造は非常にシンプルで、コマンドプロンプトで実行したいコマンドを順番に記述します。以下は、バッチファイルの基本的な例です。
@echo off
echo Hello, World!
pause
アプリケーションの起動方法
特定のアプリケーションを起動するには、アプリケーションの実行ファイル(.exe
)のパスを指定します。例えば、メモ帳を起動するバッチファイルの例は以下の通りです。
@echo off
start "" "C:\Windows\System32\notepad.exe"
複数のアプリケーションを起動する方法
複数のアプリケーションを同時に起動するには、それぞれのコマンドをバッチファイルに追加します。以下は、メモ帳と電卓を起動する例です。
@echo off
start "" "C:\Windows\System32\notepad.exe"
start "" "C:\Windows\System32\calc.exe"
アプリケーションのパラメータを指定する方法
アプリケーションにパラメータを渡して起動することも可能です。例えば、特定のファイルをメモ帳で開くには、ファイルパスを指定します。
@echo off
start "" "C:\Windows\System32\notepad.exe" "C:\path\to\file.txt"
バッチファイルのエラー処理
バッチファイルにエラー処理を追加することで、アプリケーションの起動失敗時に対応できます。以下の例では、アプリケーションの起動に失敗した場合にエラーメッセージを表示します。
@echo off
start "" "C:\Windows\System32\notepad.exe"
if errorlevel 1 echo Failed to start Notepad
バッチファイルのスケジュール実行
作成したバッチファイルを定期的に実行したい場合は、タスクスケジューラを使用します。以下の手順で、バッチファイルを指定した時間に実行するタスクを作成できます。
- タスクスケジューラを開きます。
- 「タスクの作成」を選択します。
- 「全般」タブでタスクの名前を入力します。
- 「トリガー」タブでタスクの実行条件を設定します。
- 「操作」タブで「プログラムの開始」を選び、作成したバッチファイルを指定します。
- 「条件」および「設定」タブで必要な条件を設定し、「OK」をクリックします。
まとめ
バッチファイルを使って特定のアプリケーションを起動する方法について説明しました。シンプルなスクリプトから複数のアプリケーションを起動する方法、エラー処理やスケジュール実行まで、バッチファイルの活用方法を理解することで、作業効率を大幅に向上させることができます。これらのテクニックを使って、日々のタスクをよりスムーズに進めましょう。
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