コマンドプロンプトで特定のアプリケーションを起動するバッチファイルを作成する方法

コマンドプロンプトで特定のアプリケーションを起動するバッチファイルを作成する方法

バッチファイルを使用して特定のアプリケーションをコマンドプロンプトから起動することで、日常のタスクを簡素化し、作業の効率を上げることができます。この記事では、バッチファイルを使って特定のアプリケーションを起動する方法を詳しく解説します。

環境

  • OS windows11

バッチファイルの基本構造

バッチファイルは、テキストエディタで作成し、.bat 拡張子で保存するスクリプトファイルです。基本的な構造は非常にシンプルで、コマンドプロンプトで実行したいコマンドを順番に記述します。以下は、バッチファイルの基本的な例です。

@echo off
echo Hello, World!
pause

アプリケーションの起動方法

特定のアプリケーションを起動するには、アプリケーションの実行ファイル(.exe)のパスを指定します。例えば、メモ帳を起動するバッチファイルの例は以下の通りです。

@echo off
start "" "C:\Windows\System32\notepad.exe"

複数のアプリケーションを起動する方法

複数のアプリケーションを同時に起動するには、それぞれのコマンドをバッチファイルに追加します。以下は、メモ帳と電卓を起動する例です。

@echo off
start "" "C:\Windows\System32\notepad.exe"
start "" "C:\Windows\System32\calc.exe"

アプリケーションのパラメータを指定する方法

アプリケーションにパラメータを渡して起動することも可能です。例えば、特定のファイルをメモ帳で開くには、ファイルパスを指定します。

@echo off
start "" "C:\Windows\System32\notepad.exe" "C:\path\to\file.txt"

バッチファイルのエラー処理

バッチファイルにエラー処理を追加することで、アプリケーションの起動失敗時に対応できます。以下の例では、アプリケーションの起動に失敗した場合にエラーメッセージを表示します。

@echo off
start "" "C:\Windows\System32\notepad.exe"
if errorlevel 1 echo Failed to start Notepad

バッチファイルのスケジュール実行

作成したバッチファイルを定期的に実行したい場合は、タスクスケジューラを使用します。以下の手順で、バッチファイルを指定した時間に実行するタスクを作成できます。

  1. タスクスケジューラを開きます。
  2. 「タスクの作成」を選択します。
  3. 「全般」タブでタスクの名前を入力します。
  4. 「トリガー」タブでタスクの実行条件を設定します。
  5. 「操作」タブで「プログラムの開始」を選び、作成したバッチファイルを指定します。
  6. 「条件」および「設定」タブで必要な条件を設定し、「OK」をクリックします。

まとめ

バッチファイルを使って特定のアプリケーションを起動する方法について説明しました。シンプルなスクリプトから複数のアプリケーションを起動する方法、エラー処理やスケジュール実行まで、バッチファイルの活用方法を理解することで、作業効率を大幅に向上させることができます。これらのテクニックを使って、日々のタスクをよりスムーズに進めましょう。