Ubuntuでシステムのシャットダウンと再起動をスケジュールする方法

Ubuntuでシステムのシャットダウンと再起動をスケジュールする方法

Ubuntuでは、システムのシャットダウンや再起動を自動的にスケジュールすることができます。特定の時間にシステムをシャットダウンしたり、再起動したりすることで、効率的なシステム管理を行うことが可能です。本記事では、その方法を具体的に解説します。

シャットダウンのスケジュール設定方法

Ubuntuでシステムのシャットダウンをスケジュールするには、shutdown コマンドを使います。以下のコマンドで指定した時間にシステムをシャットダウンすることができます。

sudo shutdown -h 22:00

このコマンドは、毎日22:00にシステムをシャットダウンする設定です。

再起動のスケジュール設定方法

システムを再起動するには、-r オプションを使います。次のコマンドで特定の時間にシステムを再起動させることができます。

sudo shutdown -r 05:00

このコマンドは、毎日5:00にシステムを再起動する設定です。

シャットダウンや再起動をキャンセルする方法

すでに設定されたシャットダウンや再起動をキャンセルするには、次のコマンドを実行します。

sudo shutdown -c

このコマンドを実行すると、現在設定されているすべてのシャットダウンや再起動がキャンセルされます。

cronを使った定期的なシャットダウン設定

定期的にシャットダウンを行いたい場合、cron ジョブを設定することもできます。以下は、毎日夜11時にシステムをシャットダウンするための設定例です。

sudo crontab -e

次の行を追加します

0 23 * * * /sbin/shutdown -h now

この設定により、毎日23:00にシステムがシャットダウンされます。

定期的な再起動を設定する方法

再起動も同様に、cron で設定できます。例えば、毎週月曜日の午前2時にシステムを再起動するには、次の設定を追加します。

0 2 * * 1 /sbin/shutdown -r now

これにより、毎週月曜日の午前2時に再起動がスケジュールされます。

システムシャットダウンの確認方法

次のコマンドで、現在スケジュールされているシャットダウンの情報を確認できます。

shutdown -k

このコマンドは、警告メッセージを送信するだけで、実際にシャットダウンは行われません。