コマンドプロンプトで特定のファイルタイプを一括削除する方法
- 作成日 2024.10.15
- windows
コマンドプロンプトを使って特定のファイルタイプを一括で削除することは、ディスクのクリーンアップや不要なファイルの管理に非常に便利です。この記事では、コマンドプロンプトを使用して指定したファイルタイプを効率的に削除する方法を詳しく解説します。
環境
- OS windows11
特定のファイルタイプを削除する基本的なコマンド
特定のファイルタイプを削除するためには、del コマンドを使用します。以下のコマンドは、指定したディレクトリ内の .tmp ファイルをすべて削除します。
del /q C:\path\to\directory*.tmpこのコマンドは、C:\path\to\directory ディレクトリ内のすべての .tmp ファイルを削除します。/q オプションは確認のプロンプトを省略します。
サブディレクトリ内のファイルも削除する方法
サブディレクトリ内のファイルも含めて削除するには、del コマンドに /s オプションを追加します。以下のコマンドは、指定したディレクトリとそのサブディレクトリ内の .log ファイルをすべて削除します。
del /s /q C:\path\to\directory*.logこのコマンドは、C:\path\to\directory とそのすべてのサブディレクトリ内の .log ファイルを削除します。
ファイル削除前に確認メッセージを表示する方法
削除する前に確認メッセージを表示したい場合は、/p オプションを使用します。以下のコマンドは、指定したディレクトリ内の .bak ファイルを削除する前に確認を求めます。
del /p C:\path\to\directory*.bakこのコマンドは、削除するファイルごとに確認メッセージを表示します。
特定のファイルのみを削除する条件付きコマンド
特定の条件に基づいてファイルを削除するには、for ループを使ってファイルを検索し、削除することができます。以下のコマンドは、最終更新日が30日以上前の .tmp ファイルを削除します。
forfiles /p C:\path\to\directory /m *.tmp /d -30 /c "cmd /c del @path"このコマンドは、C:\path\to\directory ディレクトリ内の最終更新日が30日以上前の .tmp ファイルを削除します。
削除したファイルのバックアップを作成する方法
削除する前にファイルのバックアップを作成するには、xcopy コマンドを使用してファイルを別のディレクトリにコピーします。以下のコマンドは、指定したディレクトリ内の .docx ファイルをバックアップディレクトリにコピーし、その後削除します。
xcopy C:\path\to\directory*.docx C:\path\to\backup\ /s /i
del /s /q C:\path\to\directory*.docxこのコマンドは、C:\path\to\directory 内の .docx ファイルを C:\path\to\backup にコピーした後、元のファイルを削除します。
まとめ
コマンドプロンプトを使用して特定のファイルタイプを一括で削除する方法について説明しました。基本的な削除コマンドから、サブディレクトリ内のファイル削除、確認メッセージの表示、条件付き削除、バックアップの作成まで、多くのシナリオに対応できる方法を紹介しました。適切なコマンドを使いこなして、ディスクの管理を効率化しましょう。
-
前の記事
Ubuntuでシステムのシャットダウンと再起動をスケジュールする方法 2024.10.15
-
次の記事
Google ドキュメント 番号付きのリストに変換するショートカットキー 2024.10.15
コメントを書く