コマンドプロンプトでテキストファイルの特定行を表示する方法
- 作成日 2024.10.08
- windows

テキストファイルから特定の行を表示することは、ログファイルや設定ファイルを扱う際に非常に便利です。この記事では、コマンドプロンプトを使ってテキストファイルの特定行を表示する方法について詳しく解説します。
環境
- OS windows11
基本的な行の表示方法
コマンドプロンプトでファイルの内容を表示する基本的な方法は、type
コマンドを使用することです。全行を表示するには、以下のコマンドを実行します。
type C:\path\to\file.txt
特定の行を表示する方法
特定の行を表示するには、findstr
コマンドを使用します。例えば、ファイル内で「Error」という文字列を含む行を表示するには、次のコマンドを実行します。
findstr "Error" C:\path\to\file.txt
複数行の表示
複数の行を表示する場合も findstr
コマンドを使用しますが、複数の検索文字列を指定することで実現できます。以下は、「Warning」と「Failed」という文字列を含む行を表示する例です。
findstr /C:"Warning" /C:"Failed" C:\path\to\file.txt
ファイルの行数をカウントする方法
特定の行を表示する前に、ファイルの総行数を確認したい場合があります。そのためには、find /c /v ""
コマンドを使用します。このコマンドは、空でない行の数をカウントします。
find /c /v "" C:\path\to\file.txt
特定行の範囲を表示する方法
特定の行の範囲を表示するための標準的なコマンドは存在しませんが、powershell
コマンドを組み合わせて使用することで実現できます。以下は、ファイルの1行目から10行目までを表示する例です。
powershell -command "Get-Content C:\path\to\file.txt | Select-Object -First 10"
ファイルの一部を抽出して表示する方法
ファイルの一部だけを抽出して表示するためには、powershell
コマンドを使って行番号を指定します。以下は、ファイルの5行目から15行目までを表示する方法です。
powershell -command "Get-Content C:\path\to\file.txt | Select-Object -Skip 4 -First 11"
まとめ
コマンドプロンプトや powershell
を使用してテキストファイルの特定行を表示する方法について説明しました。基本的な行の表示から、特定の文字列や行範囲の表示、ファイル全体の行数カウントまで、幅広い操作が可能です。これらのテクニックを活用して、ファイルの内容を効率的に管理しましょう。
-
前の記事
コマンドプロンプトでシステムエラーを検出する方法 2024.10.08
-
次の記事
コマンドプロンプトでレジストリのキーを操作する方法 2024.10.08
コメントを書く