コマンドプロンプトでWindowsイベントログを確認・分析する方法
- 作成日 2024.10.03
- windows

Windowsイベントログは、システム、アプリケーション、セキュリティのイベントやエラー情報を記録する重要なツールです。これを使用して、システムの状態や問題の診断を行うことができます。この記事では、コマンドプロンプトを使用してWindowsイベントログを確認・分析する方法について説明します。
環境
- OS windows11
イベントログの表示
- コマンドプロンプトを管理者として開く
- スタートメニューを開き、「cmd」と入力します。
- 検索結果に表示された「コマンド プロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
- イベントログを表示する以下のコマンドを入力して、特定のイベントログを表示します。
wevtutil qe System /c:10 /f:text /rd:true
このコマンドは、システムログから最新の10件のイベントをテキスト形式で表示します。オプションの説明は以下の通りです:
/c:10
: 最新の10件のログエントリを表示します。/f:text
: 出力形式をテキストに指定します。/rd:true
: リバース・ディスプレイで最新のエントリが最初に表示されます。
同様に、アプリケーションログやセキュリティログも表示することができます。例えば、アプリケーションログの場合は次のように入力します。
wevtutil qe Application /c:10 /f:text /rd:true
イベントログのフィルタリング
特定の条件でイベントログをフィルタリングするには、以下のコマンドを使用します。
wevtutil qe System /q:"*[System[Provider[@Name='Microsoft-Windows-Eventlog']]]" /c:5 /f:text
このコマンドは、Microsoft-Windows-Eventlog
プロバイダーからの最新の5件のシステムログイベントをテキスト形式で表示します。
イベントログのエクスポート
イベントログをファイルにエクスポートするには、以下のコマンドを使用します。
wevtutil epl Application "C:\path\to\exportedlog.evtx"
このコマンドは、アプリケーションログを指定したパスにエクスポートします。ファイル拡張子 .evtx
は、イベントログファイルの標準形式です。
イベントログのエラーの分析
イベントログに表示されるエラーは、トラブルシューティングの手がかりになります。エラーの詳細情報には、エラーコードや発生時刻、影響を受けたコンポーネントなどが含まれており、これらを基に問題の原因を特定することができます。
- エラーメッセージの確認イベントログに表示されるエラーメッセージやコードを確認し、問題に関連する情報を検索して詳細を理解します。
- オンラインリソースの活用エラーコードやメッセージをインターネットで検索して、同じ問題を経験したユーザーや公式ドキュメントから解決策を探します。
これで、コマンドプロンプトを使ってWindowsイベントログを確認し、分析する方法がわかりました。これらの手順を実行することで、システムの問題の診断やトラブルシューティングに役立ててください。
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