Ubuntuで定期的にシステムのバックアップを作成する方法
- 作成日 2024.09.30
- ubuntu
この記事では、Ubuntuでシステムのバックアップを定期的に自動作成する方法を紹介します。システムのバックアップは、データの保護や障害時の迅速な復旧に非常に重要です。
目次
rsyncコマンドを使ったバックアップ
rsync
は、ファイルやディレクトリの同期を行うための強力なツールです。以下のコマンドで、ホームディレクトリを外部ハードドライブにバックアップする例を示します。
rsync -av --delete ~/ /mnt/backup/
crontabを使った定期的なバックアップ設定
crontab
を使用して、上記のrsync
コマンドを定期的に実行するように設定します。以下の手順で、毎日夜中にバックアップを実行する設定を行います。
crontab -e
次に、以下の行を追加します。
tarコマンドを使ったバックアップの作成
tar
コマンドを使用して、特定のディレクトリを圧縮し、バックアップを作成することも可能です。以下は、ホームディレクトリを圧縮してバックアップする例です。
tar -cvpzf backup_home.tar.gz ~/
cronジョブでtarバックアップを自動化
tar
コマンドをcron
ジョブに設定し、定期的にバックアップを行うように設定します。
0 3 * * * tar -cvpzf /mnt/backup/backup_home.tar.gz ~/
バックアップファイルの管理
古いバックアップファイルを定期的に削除して、ディスクスペースを管理する方法も考慮する必要があります。以下の例では、7日以上経過したバックアップファイルを削除します。
find /mnt/backup/ -type f -mtime +7 -name '*.tar.gz' -exec rm {} ;
rsnapshotを使ったインクリメンタルバックアップ
rsnapshot
は、インクリメンタルバックアップを簡単に設定できるツールです。以下は、rsnapshot
のインストール方法です。
sudo apt-get install rsnapshot
設定ファイルを編集し、バックアップスケジュールを設定します。
この記事の内容を参考に、Ubuntuでのバックアップの自動化を行い、システムの安全性を高めてください。
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