コマンドプロンプトで特定のIPアドレスへのルートを表示する方法

コマンドプロンプトで特定のIPアドレスへのルートを表示する方法

ネットワークトラブルシューティングやルートの確認の際に、特定のIPアドレスへのルートを表示することが重要です。この記事では、コマンドプロンプトを使用して、指定したIPアドレスまでのルートを表示する方法を解説します。

環境

  • OS windows11

tracertコマンドの基本

コマンドプロンプトで特定のIPアドレスへのルートを確認するために、tracertコマンドを使用します。このコマンドは、指定したIPアドレスまでの経路を表示し、どのルーターを経由して目的地に到達するかを示します。

tracert <IPアドレスまたはホスト名>

ホップ数と応答時間の確認

tracertコマンドの出力には、各ホップでの応答時間が表示されます。これにより、どのルーターが遅延を引き起こしているかを特定できます。

tracert 192.168.1.1

IPv6アドレスへのルート表示

IPv6アドレスを使用しているネットワーク環境では、tracertコマンドに-6オプションを付けることで、IPv6アドレスへのルートを表示できます。

tracert -6 <IPv6アドレス>

ルート表示の詳細確認

ルートの詳細な確認には、tracertコマンドを-dオプションと組み合わせて使用します。このオプションは、ホスト名の解決を行わず、IPアドレスのみを表示することで処理を高速化します。

tracert -d <IPアドレス>

特定のポートを指定してルートを確認

特定のポートを使用したルートを確認する場合は、pathpingコマンドを使用します。pathpingは、tracertpingの機能を組み合わせたコマンドで、指定したポートを使用して経路を表示します。

pathping <IPアドレス> -p <ポート番号>

tracertコマンドの結果を保存

tracertコマンドの結果をファイルに保存して後で確認したい場合、以下のようにコマンドの出力をテキストファイルにリダイレクトします。

tracert <IPアドレス> > route_result.txt

まとめ

この記事では、コマンドプロンプトを使用して特定のIPアドレスへのルートを表示する方法を解説しました。基本的なtracertコマンドの使用方法から、詳細なルートの確認、IPv6アドレスへの対応、結果の保存方法まで、様々なテクニックを紹介しました。これらの方法を活用して、ネットワークトラブルシューティングを効率化しましょう。