Ubuntuでバックグラウンドでコマンドを実行し続ける方法
- 作成日 2024.09.26
- ubuntu
Ubuntuでは、コマンドやスクリプトをバックグラウンドで実行し続けることが可能です。これにより、長時間実行するタスクを他の作業に影響させずに処理できます。本記事では、バックグラウンドでコマンドを実行する方法について解説します。
1. `&` を使ってコマンドをバックグラウンドで実行
最も基本的な方法として、コマンドの後に &
を付けることでバックグラウンドで実行できます。例えば、次のようにします。
command &
このコマンドはバックグラウンドで実行され、ターミナルをブロックせずに他の操作を続けることができます。
2. `nohup` コマンドを使用してセッション終了後も実行
ターミナルセッションを閉じた後もプロセスを実行し続けたい場合は、nohup
を使用します。nohup
はセッション終了時にプロセスが終了しないようにします。
nohup command &
この方法では、標準出力がデフォルトで nohup.out
ファイルに保存されます。
3. `disown` コマンドでプロセスをデタッチ
disown
コマンドを使うことで、すでに実行中のプロセスをターミナルセッションから切り離すことができます。
まず、プロセスをバックグラウンドで実行し、jobs
コマンドでプロセスIDを確認します。
command &
jobs
その後、disown
コマンドでプロセスを切り離します。
disown %1
これにより、プロセスはターミナルからデタッチされます。
4. `screen` または `tmux` でセッションを管理
screen
や tmux
といったツールを使うことで、複数の仮想ターミナルを一つのセッションで管理できます。これにより、セッションを保持したままバックグラウンドでコマンドを実行し続けることが可能です。
screen
の使用方法:
screen
command
Ctrl + A
、次に D
を押すと、セッションがデタッチされます。再度セッションに戻るには、次のコマンドを使用します。
screen -r
5. バックグラウンド実行中のプロセスを確認
実行中のバックグラウンドプロセスは、ps
コマンドや top
コマンドで確認できます。例えば、次のようにして確認します。
ps aux | grep command
このコマンドで、実行中のプロセスの詳細を確認できます。
6. `cron` を使って定期的にバックグラウンドで実行
定期的にバックグラウンドでコマンドを実行したい場合は、cron
を利用できます。cron
はタスクのスケジュール管理に最適です。
まず、crontab -e
コマンドでスケジュールを設定します。
0 3 * * * /path/to/command
この設定により、毎日午前3時にコマンドがバックグラウンドで実行されます。
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