コマンドプロンプトでローカルネットワーク内のすべてのデバイスをスキャンする方法

コマンドプロンプトでローカルネットワーク内のすべてのデバイスをスキャンする方法

ローカルネットワーク内のデバイスをスキャンすることで、ネットワークに接続されているすべての機器を把握することができます。コマンドプロンプトを使用してネットワークスキャンを行う方法を解説します。この記事では、ネットワークスキャンの基本から詳細なスキャン方法までを紹介します。

環境

  • OS windows11

ネットワークスキャンの基本

ネットワークスキャンとは、指定したネットワーク内でアクティブなデバイスを特定するプロセスです。コマンドプロンプトを使用してスキャンすることで、ネットワーク上のデバイスのIPアドレスやホスト名を確認できます。基本的なコマンドは以下の通りです。

ping <ターゲットIPアドレス>

ネットワーク全体のスキャン

ネットワーク全体をスキャンするには、ネットワーク内の全IPアドレスを対象にpingコマンドを実行します。以下のスクリプトをバッチファイルとして保存し、実行することで、ネットワーク内のデバイスをスキャンできます。

@echo off
for /L %%i in (1,1,254) do (
ping 192.168.1.%%i -n 1 -w 100 >nul
if errorlevel 0 echo 192.168.1.%%i is online
)

IPアドレスの範囲を指定してスキャン

特定のIPアドレス範囲を指定してスキャンすることで、必要な範囲内のデバイスだけを調べることができます。以下のコマンドは、特定の範囲内のIPアドレスを対象にスキャンします。

@echo off
setlocal enabledelayedexpansion
for /L %%i in (1,1,254) do (
set ip=192.168.1.%%i
ping !ip! -n 1 -w 100 >nul
if !errorlevel! equ 0 echo !ip! is online
)

ネットワークスキャンツールの使用

コマンドプロンプト以外にも、ネットワークスキャンツールを使用することで、より詳細な情報を取得できます。例えば、nmapというツールを使用すると、より多くの情報を簡単に収集することができます。以下のコマンドは、nmapを使用してネットワークスキャンを実行する例です。

nmap -sn 192.168.1.0/24

スキャン結果の解析

スキャン結果を解析することで、ネットワーク内のデバイスの詳細を把握できます。スキャン結果には、デバイスのIPアドレス、応答時間、ホスト名などの情報が含まれます。スキャン結果を元に、ネットワークの管理やトラブルシューティングを行うことができます。

スキャンの自動化とスケジュール実行

定期的にネットワークスキャンを実行する場合、タスクスケジューラを使用して自動化することができます。バッチファイルをタスクスケジューラに登録し、定期的に実行することで、常に最新のネットワーク情報を取得することができます。

まとめ

コマンドプロンプトを使用してローカルネットワーク内のデバイスをスキャンする方法について解説しました。基本的なスキャン方法から、IPアドレス範囲の指定、スキャンツールの使用、スキャン結果の解析までを網羅しました。これらのテクニックを活用することで、ネットワークの監視や管理を効率化しましょう。