コマンドプロンプトでローカルネットワーク内のすべてのデバイスをスキャンする方法
- 作成日 2024.09.17
- Mantis
ローカルネットワーク内のデバイスをスキャンすることで、ネットワークに接続されているすべての機器を把握することができます。コマンドプロンプトを使用してネットワークスキャンを行う方法を解説します。この記事では、ネットワークスキャンの基本から詳細なスキャン方法までを紹介します。
環境
- OS windows11
ネットワークスキャンの基本
ネットワークスキャンとは、指定したネットワーク内でアクティブなデバイスを特定するプロセスです。コマンドプロンプトを使用してスキャンすることで、ネットワーク上のデバイスのIPアドレスやホスト名を確認できます。基本的なコマンドは以下の通りです。
ping <ターゲットIPアドレス>
ネットワーク全体のスキャン
ネットワーク全体をスキャンするには、ネットワーク内の全IPアドレスを対象にpingコマンドを実行します。以下のスクリプトをバッチファイルとして保存し、実行することで、ネットワーク内のデバイスをスキャンできます。
@echo off
for /L %%i in (1,1,254) do (
ping 192.168.1.%%i -n 1 -w 100 >nul
if errorlevel 0 echo 192.168.1.%%i is online
)
IPアドレスの範囲を指定してスキャン
特定のIPアドレス範囲を指定してスキャンすることで、必要な範囲内のデバイスだけを調べることができます。以下のコマンドは、特定の範囲内のIPアドレスを対象にスキャンします。
@echo off
setlocal enabledelayedexpansion
for /L %%i in (1,1,254) do (
set ip=192.168.1.%%i
ping !ip! -n 1 -w 100 >nul
if !errorlevel! equ 0 echo !ip! is online
)
ネットワークスキャンツールの使用
コマンドプロンプト以外にも、ネットワークスキャンツールを使用することで、より詳細な情報を取得できます。例えば、nmap
というツールを使用すると、より多くの情報を簡単に収集することができます。以下のコマンドは、nmap
を使用してネットワークスキャンを実行する例です。
nmap -sn 192.168.1.0/24
スキャン結果の解析
スキャン結果を解析することで、ネットワーク内のデバイスの詳細を把握できます。スキャン結果には、デバイスのIPアドレス、応答時間、ホスト名などの情報が含まれます。スキャン結果を元に、ネットワークの管理やトラブルシューティングを行うことができます。
スキャンの自動化とスケジュール実行
定期的にネットワークスキャンを実行する場合、タスクスケジューラを使用して自動化することができます。バッチファイルをタスクスケジューラに登録し、定期的に実行することで、常に最新のネットワーク情報を取得することができます。
まとめ
コマンドプロンプトを使用してローカルネットワーク内のデバイスをスキャンする方法について解説しました。基本的なスキャン方法から、IPアドレス範囲の指定、スキャンツールの使用、スキャン結果の解析までを網羅しました。これらのテクニックを活用することで、ネットワークの監視や管理を効率化しましょう。
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