UbuntuでUSBデバイスの接続状態を監視する方法
- 作成日 2024.09.12
- 更新日 2024.09.13
- ubuntu
USBデバイスの接続や取り外しを監視することは、セキュリティやトラブルシューティングにおいて重要です。本記事では、UbuntuでUSBデバイスの接続状態を簡単に監視する方法を紹介します。
目次
1. USBデバイス情報を確認するコマンド
USBデバイスが接続されているかを確認する基本的な方法は、lsusb
コマンドを使用することです。
lsusb
このコマンドは、接続されているUSBデバイスのリストを表示します。
2. USBデバイスの接続をリアルタイムで監視する
USBデバイスの接続状態をリアルタイムで監視するには、dmesg
コマンドを使用します。
lsusb
このコマンドは、USBデバイスが接続された際のシステムログをリアルタイムで表示します。
3. udevルールを使った自動監視
特定のUSBデバイスが接続された際に自動でアクションを実行するには、udev
ルールを設定します。まずは、次のディレクトリにルールファイルを作成します。
sudo nano /etc/udev/rules.d/99-usb.rules
例えば、特定のUSBデバイスが接続されたときにスクリプトを実行するルールを作成します。
ACTION=="add", SUBSYSTEM=="usb", RUN+="/path/to/script.sh"
4. USBデバイスの接続状態をログに記録する
USBデバイスの接続状態をログに記録するために、以下のスクリプトを作成します。このスクリプトは、udev
ルールと組み合わせて使用します。
!/bin/bash
echo "$(date): USB device connected" >> /var/log/usb-monitor.log
このスクリプトを実行することで、USBデバイスが接続された時間をログに記録できます。
5. USBGuardを使用してUSBアクセスを制御する
セキュリティを強化するために、USBGuard
をインストールしてUSBデバイスの接続を制御することもできます。
sudo apt install usbguard
USBGuardを設定すると、許可されたデバイスのみが接続できるようになります。
6. USBデバイスの取り外しを監視する
USBデバイスの取り外しも同様に監視可能です。udev
ルールを使って、デバイスが取り外されたときに実行するスクリプトを設定します。
ACTION=="remove", SUBSYSTEM=="usb", RUN+="/path/to/remove-script.sh"
これにより、デバイスの取り外し時にもログを残すことができます。
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