Ubuntuでシステムのストレージをクリーンアップする方法

Ubuntuでシステムのストレージをクリーンアップする方法

この記事では、Ubuntuのシステムストレージをクリーンアップするための効果的な方法について説明します。不要なファイルやパッケージを削除することで、ストレージスペースを確保し、システムパフォーマンスを向上させることができます。

ディスク使用量の確認

まず、ディスク使用量を確認することが重要です。以下のコマンドで、ディスクの使用状況を確認できます。

df -h

このコマンドは、人間が読みやすい形式で、各マウントポイントのディスク使用状況を表示します。

不要なパッケージの削除

古いパッケージや依存関係を削除するには、以下のコマンドを使用します。

sudo apt-get autoremove

このコマンドは、もはや必要のない自動インストールされたパッケージを削除します。

キャッシュのクリーンアップ

パッケージマネージャーによってキャッシュが溜まることがあります。これを削除するには以下のコマンドを使用します。

sudo apt-get clean

これにより、ダウンロードされたパッケージのキャッシュが削除され、スペースを確保できます。

古いカーネルの削除

Ubuntuでは、システムのアップデート時に新しいカーネルがインストールされますが、古いカーネルが残っているとスペースを占有します。以下のコマンドで古いカーネルを削除できます。

sudo apt-get autoremove --purge

これにより、古いカーネルを含む不要なパッケージが削除されます。

ログファイルのクリーンアップ

システムログは長期間保存されるため、不要なログファイルを削除することでスペースを確保できます。

sudo journalctl --vacuum-time=2weeks

このコマンドは、2週間以上前のログファイルを削除します。

重複ファイルの検出と削除

同じファイルが複数存在する場合、それらを削除することでスペースを確保できます。fdupesコマンドを使用して重複ファイルを検出します。

sudo apt-get install fdupes
fdupes -r /path/to/directory

検出された重複ファイルを確認後、削除することができます。

ディスクスペースを占有する大きなファイルを確認する

次に、大きなファイルを見つけるためにduコマンドを使用します。

du -ah / | sort -rh | head -n 20

これにより、最も容量を消費しているファイルやディレクトリのリストが表示されます。

ゴミ箱のクリーンアップ

意外と見落としがちなゴミ箱内のファイルも削除して、スペースを確保しましょう。

rm -rf ~/.local/share/Trash/*

これにより、ゴミ箱内のすべてのファイルが削除されます。