Ubuntuでネットワークトラフィックを監視する方法

Ubuntuでネットワークトラフィックを監視する方法

Ubuntuでネットワークトラフィックを監視する方法について解説します。ネットワークトラフィックの監視は、ネットワークのパフォーマンスやセキュリティを維持するために重要です。本記事では、コマンドラインツールを使用してリアルタイムでネットワークトラフィックを監視する方法を紹介します。

ネットワークトラフィック監視の重要性

ネットワークトラフィックを監視することで、不正アクセスの検出や帯域幅の使用状況の把握が可能になります。トラフィックの異常を早期に検知することで、ネットワークのセキュリティを高めることができます。

iftopコマンドでリアルタイムのトラフィックを監視する

iftopはネットワークトラフィックをリアルタイムで監視できるツールです。まずはインストールから始めましょう。

sudo apt update
sudo apt install iftop

インストール後、以下のコマンドでiftopを実行します。

sudo iftop

これにより、現在のネットワーク接続とそのトラフィック量が表示されます。

nloadコマンドで帯域幅の使用状況を監視する

nloadは、ネットワークインターフェイスごとの帯域幅の使用状況を表示するツールです。

sudo apt update
sudo apt install nload

インストール後、以下のコマンドでnloadを実行します。

nload

これにより、ネットワークの受信と送信の両方のトラフィックが視覚的に表示されます。

vnstatコマンドでトラフィック履歴を確認する

vnstatは、ネットワークトラフィックの履歴を保存して、後で確認するためのツールです。

sudo apt update
sudo apt install vnstat

インストール後、vnstatデーモンを起動し、ネットワークトラフィックを記録させます。

sudo systemctl start vnstat
sudo systemctl enable vnstat

トラフィック履歴を確認するには、以下のコマンドを実行します。

vnstat

これにより、過去のトラフィックデータが表示されます。

tcpdumpで詳細なパケット情報をキャプチャする

tcpdumpは、ネットワークパケットをキャプチャし、その内容を詳細に分析できる強力なツールです。

sudo apt update
sudo apt install tcpdump

以下のコマンドでtcpdumpを使用してネットワークトラフィックをキャプチャします。

sudo tcpdump -i eth0

これにより、インターフェイスeth0のトラフィックがキャプチャされ、ターミナルに表示されます。

bmonでネットワーク帯域幅をモニタリングする

bmonは、ネットワークインターフェイスごとの帯域幅をグラフィカルに表示するツールです。

sudo apt update
sudo apt install bmon

インストール後、以下のコマンドでbmonを実行します。

bmon

これにより、リアルタイムでネットワークの帯域幅使用状況を監視できます。

まとめ

Ubuntuでネットワークトラフィックを監視するには、さまざまなコマンドラインツールを使用することができます。目的に応じて、リアルタイムで監視するか、履歴を確認するか、詳細なパケット分析を行うかを選択してください。これらのツールを活用して、ネットワークのパフォーマンスとセキュリティを維持しましょう。