Ubuntuでネットワークトラフィックを監視する方法
- 作成日 2024.08.30
- ubuntu

Ubuntuでネットワークトラフィックを監視する方法について解説します。ネットワークトラフィックの監視は、ネットワークのパフォーマンスやセキュリティを維持するために重要です。本記事では、コマンドラインツールを使用してリアルタイムでネットワークトラフィックを監視する方法を紹介します。
ネットワークトラフィック監視の重要性
ネットワークトラフィックを監視することで、不正アクセスの検出や帯域幅の使用状況の把握が可能になります。トラフィックの異常を早期に検知することで、ネットワークのセキュリティを高めることができます。
iftop
コマンドでリアルタイムのトラフィックを監視する
iftop
はネットワークトラフィックをリアルタイムで監視できるツールです。まずはインストールから始めましょう。
sudo apt update
sudo apt install iftop
インストール後、以下のコマンドでiftop
を実行します。
sudo iftop
これにより、現在のネットワーク接続とそのトラフィック量が表示されます。
nload
コマンドで帯域幅の使用状況を監視する
nload
は、ネットワークインターフェイスごとの帯域幅の使用状況を表示するツールです。
sudo apt update
sudo apt install nload
インストール後、以下のコマンドでnload
を実行します。
nload
これにより、ネットワークの受信と送信の両方のトラフィックが視覚的に表示されます。
vnstat
コマンドでトラフィック履歴を確認する
vnstat
は、ネットワークトラフィックの履歴を保存して、後で確認するためのツールです。
sudo apt update
sudo apt install vnstat
インストール後、vnstat
デーモンを起動し、ネットワークトラフィックを記録させます。
sudo systemctl start vnstat
sudo systemctl enable vnstat
トラフィック履歴を確認するには、以下のコマンドを実行します。
vnstat
これにより、過去のトラフィックデータが表示されます。
tcpdump
で詳細なパケット情報をキャプチャする
tcpdump
は、ネットワークパケットをキャプチャし、その内容を詳細に分析できる強力なツールです。
sudo apt update
sudo apt install tcpdump
以下のコマンドでtcpdump
を使用してネットワークトラフィックをキャプチャします。
sudo tcpdump -i eth0
これにより、インターフェイスeth0
のトラフィックがキャプチャされ、ターミナルに表示されます。
bmon
でネットワーク帯域幅をモニタリングする
bmon
は、ネットワークインターフェイスごとの帯域幅をグラフィカルに表示するツールです。
sudo apt update
sudo apt install bmon
インストール後、以下のコマンドでbmon
を実行します。
bmon
これにより、リアルタイムでネットワークの帯域幅使用状況を監視できます。
まとめ
Ubuntuでネットワークトラフィックを監視するには、さまざまなコマンドラインツールを使用することができます。目的に応じて、リアルタイムで監視するか、履歴を確認するか、詳細なパケット分析を行うかを選択してください。これらのツールを活用して、ネットワークのパフォーマンスとセキュリティを維持しましょう。
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