コマンドプロンプトでファイルの属性を変更する方法

コマンドプロンプトを使ってファイルの属性を変更することは、ファイルの管理や保護に役立ちます。この記事では、コマンドプロンプトを使用してファイルの属性を設定する方法について詳しく解説します。
環境
- OS windows11
基本的なファイル属性の確認と変更
ファイルの属性を確認するには、attrib
コマンドを使用します。以下のコマンドは、指定したファイルの属性を表示します。
attrib C:\path\to\file.txt
ファイルの属性を変更するには、同じ attrib
コマンドを使います。例えば、C:\path\to\file.txt
の属性に「読み取り専用」を追加するには、次のコマンドを実行します。
attrib +r C:\path\to\file.txt
属性の追加と削除
ファイルに属性を追加するには、+
記号を使います。逆に、属性を削除するには -
記号を使います。以下は、ファイルに「隠し」属性を追加し、「読み取り専用」属性を削除する例です。
attrib +h C:\path\to\file.txt
attrib -r C:\path\to\file.txt
複数のファイルに一括で属性を変更する方法
複数のファイルに一括で属性を変更するには、ワイルドカードを使用します。以下のコマンドは、指定したディレクトリ内のすべての .log
ファイルに「アーカイブ」属性を追加します。
attrib +a C:\path\to\directory*.log
また、同じディレクトリ内の .tmp
ファイルから「隠し」属性を削除するには、次のコマンドを実行します。
attrib -h C:\path\to\directory*.tmp
サブディレクトリ内のファイル属性を変更する方法
サブディレクトリ内のファイルも含めて属性を変更するには、/s
オプションを使います。以下のコマンドは、指定したディレクトリとそのサブディレクトリ内のすべての .txt
ファイルに「読み取り専用」属性を追加します。
attrib +r /s C:\path\to\directory*.txt
ファイルの属性を元に戻す方法
ファイルの属性を元に戻すには、追加した属性を削除するコマンドを再度実行します。例えば、C:\path\to\file.txt
の「隠し」属性を削除し、元の状態に戻すには次のコマンドを使います。
attrib -h C:\path\to\file.txt
まとめ
コマンドプロンプトを使用してファイルの属性を変更する方法について説明しました。基本的な属性の確認と変更から、一括での属性変更、サブディレクトリ内のファイル属性の管理、属性の元に戻す方法まで、幅広い操作が可能です。これらのコマンドを使いこなして、ファイル管理を効率化しましょう。
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