コマンドプロンプトでのファイルの圧縮と解凍する方法

コマンドプロンプトでのファイルの圧縮と解凍する方法

この記事では、コマンドプロンプトを使ってファイルの圧縮と解凍を行う方法を紹介します。これにより、追加のソフトウェアを使用せずにファイルの圧縮と解凍を簡単に行うことができます。

環境

  • OS windows11

ファイルの圧縮

まずは、ファイルをZIP形式で圧縮する方法を紹介します。Windowsのコマンドプロンプトには、直接ZIP形式でファイルを圧縮するコマンドが用意されていませんが、PowerShellを呼び出して圧縮を行うことができます。

1. 単一ファイルの圧縮

以下のコマンドを実行して、sample.txtというファイルを圧縮します。

powershell Compress-Archive -Path sample.txt -DestinationPath sample.zip

このコマンドを実行すると、sample.txtsample.zipというZIPファイルに圧縮されます。

2. フォルダー全体の圧縮

フォルダー全体をZIPファイルに圧縮する場合、以下のコマンドを使用します。

powershell Compress-Archive -Path C:\path\to\folder -DestinationPath folder.zip

このコマンドを実行すると、指定したフォルダーがfolder.zipというZIPファイルに圧縮されます。

ファイルの解凍

次に、圧縮されたZIPファイルを解凍する方法を紹介します。

1. ZIPファイルの解凍

以下のコマンドを実行して、sample.zipというZIPファイルを解凍します。

powershell Expand-Archive -Path sample.zip -DestinationPath C:\path\to\extract

このコマンドを実行すると、sample.zipが指定したフォルダーに解凍されます。

注意点

  • 圧縮や解凍に使用するパスは、正確に指定する必要があります。特にスペースが含まれる場合は、パス全体を引用符(”)で囲む必要があります。
  • 圧縮や解凍の操作には時間がかかることがあるため、大きなファイルやフォルダーを扱う際には注意が必要です。

以上が、コマンドプロンプトを使ってファイルを圧縮および解凍する方法です。シンプルなコマンドを活用して、効率的にファイル管理を行いましょう。