CentOS9 最新のpython3.10をインストールする手順
CentOS9に、最新のpython3.10をインストールする手順を記述してます。 仮想環境の構築までの手順も記述してます。
環境
- OS CentOS Stream release 9
必要パッケージインストール
pythonインストールに必要なパッケージをインストールしておきます。
$ sudo dnf groupinstall 'development tools'
$ sudo dnf install gcc bzip2-devel expat-devel gdbm-devel ncurses-devel openssl-devel readline-devel sqlite-devel tk-devel xz-devel zlib-devel wget
pythonダウンロード
こちらのサイトから最新版を確認してダウンロードします。
※ここでは3.10.6が最新です。
変数「VERSION」に「3.10.6」を代入してインストールを行っていきます。
$ VERSION=3.10.6
「wget」でダウンロードを行います。
$ wget https://www.python.org/ftp/python/${VERSION}/Python-${VERSION}.tgz
解凍してから、対象のディレクトリに移動します。
$ tar -xf Python-${VERSION}.tgz
$ cd Python-${VERSION}
pythonインストール
ソースコードを準備します。
$ sudo ./configure --with-system-ffi --with-computed-gotos --enable-loadable-sqlite-extensions
ビルドを行います。
$ sudo make -j ${nproc}
インストールします。
$ sudo make altinstall
インストールが終わったので、バージョンを確認します。
$ python3.10 --version
Python 3.10.6
$ pip3.10 --version
pip 22.2.1 from /usr/local/lib/python3.10/site-packages/pip (python 3.10)
仮想環境構築
バージョン違いにより、他のプロジェクトなどに影響しないように、適当なディレクトリに仮想環境を構築します。
$ mkdir ~/testdir
$ cd ~/testdir
以下のコマンドを実行して、仮想環境を作成します。
$ python3.10 -m venv --without-pip testdir_venv
$ source testdir_venv/bin/activate
仮想環境から抜けるには、下記のコマンド実行します。
$ deactivate
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