VPN設定をバッチで行う
VPN設定をバッチで行う手順を掲載してます。
環境
- OS windows10 pro 64bit
powershell
まずは「powershell」で「VPN」の設定をコマンドで作成します。
※ここでは「makeVpn.ps1」という名前で作成してます。
Add-VpnConnection -Name 接続名 `
-ServerAddress IPアドレス `
-EncryptionLevel Maximum ` # 暗号化レベル
-RememberCredential ` # 資格情報の保存
-AuthenticationMethod MSChapv2 ` # 認証方式
-TunnelType L2TP ` # 暗号化トンネルのプロトコル種別
-L2tpPsk 共有キー `
-UseWinlogonCredential ` # Windows OSのサインイン名とパスワードの利用
-Force # 確認表示をしない
各オプションについて
オプション | 機能や指定方法 |
---|---|
-AllUserConnection | OS 全ユーザーを設定 |
-AuthenticationMethod | 認証方式を以下から選択 「Pap」「Chap」「MSChapv2」「Eap」「MachineCertificate」 |
-DnsSuffix 値 | DNSサフィックスを指定 |
-EncryptionLevel 値 | 暗号化レベル 「NoEncryption」(暗号化を許可しない) 「Optional」(暗号化は省略可能) 「Required」(暗号化が必要) 「Maximum」(最強の暗号化) 「Custom」 |
-IdleDisconnectSeconds 値 | タイムアウトの秒数を指定 |
-L2tpPsk 値 | L2TP/IPsecトンネルの事前共有キー |
-Name 値 | VPNの名前 |
-RememberCredential | 資格情報の保存 |
-ServerAddress 値 | サーバーアドレス |
-SplitTunneling | スプリットトンネル |
-TunnelType <トンネル名称> | 暗号化トンネル 「Pptp」「L2tp」(L2TP/IPsec)「Sstp」「Ikev2」「Automatic」 |
-UseWinlogonCredential | Windows OSのサインイン名とパスワードを利用 |
-Force | 確認を表示しない |
バッチ作成
実行ポリシーの問題で「このシステムではスクリプトの実行が無効になっている」が発生しないように「powershell -NoProfile -ExecutionPolicy Unrestricted」で「powershell」を実行します。
※バッチファイルと「powershell」のファイルは同じ階層にあるものとします。
@echo off
echo VPN設定中です
powershell -NoProfile -ExecutionPolicy Unrestricted .\makeVpn.ps1
echo 完了
pause > nul
exit
あとは、上記を「.bat」ファイルとして保存して、実行すれば「VPN」が作成されます。
※すでに存在する名前の場合は、エラーとなり作成されません。
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