javascript 文字列の後方に文字を加える

作成日 2021.02.27
更新日 2022.08.08
javascript
javascript

javascriptで、padEndを使用して、文字列の後方に文字を加えるサンプルコードを記述してます。

1. 環境
2. padEnd使い方
3. 文字数が少ない場合
4. 日本語とサロゲートペア文字
5. 文字列以外に使用
6. 前方に文字を加える
7. サンプルコード

環境

OS windows10 pro 64bit
Apache 2.4.43
ブラウザ chrome 103.0.5060.134

Javascript サンプル集はこちら

padEnd使い方

「padEnd」を使用すると、文字列の後方に文字を加えることが可能です。

文字列.padEnd(長さを指定 [, 埋め込みたい文字列])

padEnd使い方

const str = 'mebee';

// 埋める文字列を指定して後方に、指定した文字数を埋めることができます
console.log(
  str.padEnd(10, "e")  // mebeeeeeee
);

空白を埋めることも可能です。「”」は空白をわかるように使用してます。

const str = 'mebee';

// 空白を追加して、10文字に合わせる
console.log(
  '\"' + str.padEnd(10) + '\"' 
   // "mebee     "
);

文字数が少ない場合

指定した長さが文字数より少ない場合や「0」や「マイナス」を指定した場合は、元の文字列がそのまま返ります。

const str = 'mebee';

console.log(
  str.padEnd(0, "e"), // mebee
  str.padEnd(1, "e"),  // mebee
  str.padEnd(-10, "e")  // mebee
);

また、指定した長さより、文字数が足らない場合、足りている分だけで埋められます。

const str = 'mebee';

console.log(
  str.padEnd(6, "abc"), // mebeea
  str.padEnd(7, "abcde")  // mebeeab 
);

日本語とサロゲートペア文字

日本語は、アルファベットと同じように動作しますが、

const str = 'あいうえお';

console.log(
  str.padStart(7, "か") // かかあいうえお
);

通常の2バイトで1文字で表すところを、4バイトで1文字となるサロゲートペア文字だと、
1文字の長さが「1」ではなく「2」としてカウントされます。

const str = '😂😁';

console.log(
  str.padEnd(5, "!"), // 😂😁!
  str.padEnd(6, "!"), // 😂😁!!
  str.padEnd(5, "😻"), //😂😁�
  str.padEnd(6, "😻") // 😂😁😻
);

実行結果

文字列以外に使用

文字列以外に使用するとエラーが発生するため、使用前に文字列であるか判定してから使用すると
エラーは回避できます。

const num = 123;

if(typeof num === 'string'){

    console.log(
        num.padEnd(5, "0") // 00123
    );

}

前方に文字を加える

逆に「前方に文字を加える」場合は、以下を参考にして下さい。

文字列の先頭に指定した文字列を挿入する

サンプルコード

以下は、
「実行」ボタンをクリックすると、指定した長さで指定した文字列を後方に追加して表示する
サンプルコードとなります。

※cssには「bootstrap5」を使用してます。「bootstrap5」は、IEのサポートを終了してます。関数はアロー関数を使用してます。

アロー関数の使い方

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">

<head>
  <meta charset="utf-8">
  <title>mebeeサンプル</title>
  <link rel="stylesheet" href="https://fonts.googleapis.com/css?family=Roboto:300,400,500,700|Material+Icons">
  <link rel="stylesheet" href="https://stackpath.bootstrapcdn.com/bootstrap/5.0.0-alpha1/css/bootstrap.min.css">
</head>

<style>
  .main {
    margin: 0 auto;
    margin-top: 200px;
    display: flex;
    flex-direction: column;
    align-items: center;
    font-size: 30px;
  }
</style>
<script>

  const hoge = () => {

    // フォームに入力された文字列の指定した文字列 + 指定したテキストを末尾に追加
    const str= txt.value.padEnd(11, " World") ; // document.getElementById('txt');を省略

    // 表示
    result.innerHTML = str;

  }
  
  window.onload = () => {
    // クリックイベントを登録
    btn.onclick = () => { hoge(); }; // document.getElementById('btn');を省略
  }

</script>

<body>
  <div class="main container">

    <h2><span id="result" class="badge bg-info">後方に文字列追加</span></h2>
    
    <div class="mb-3">
      <input id="txt" type="text" class="form-control">
    </div>

    <div class="row">
      <button id="btn" type="button" class="btn btn-warning">
        実行
      </button>
    </div>

  </div>

</body>

</html>

後方に文字列が追加されていることが確認できます。