PCからdocomoにメールを送るとエラーになる reason: 550 Unknown user

取引先のお客様から、PCからドコモユーザーにメールを送れない(エラーになる)と原因調査依頼があり、調査した結果を記述してます。
目次
エラーメール内容
以下の内容のエラーメールを受信。
----- The following addresses had permanent fatal errors -----
<*********@docomo.ne.jp>
(reason: 550 Unknown user ********* @docomo.ne.jp)
----- Transcript of session follows -----
… while talking to ********* .docomo.ne.jp.:
>>> DATA
<<< 550 Unknown user ********* @docomo.ne.jp
554 5.0.0 Service unavailable
パッと見た感じだと相手が存在しないとなっているので、メールアドレスの間違いかと思い確認してもらったがあってるようなので、再調査
docomoメールで Unknown user が返ってくる要因
- 相手のメールアドレスが存在しない
- 相手の携帯電話がPCからのなりすましメールを受信拒否
- 相手の携帯 電話 がドメイン指定拒否
の3つが存在します。
エラー原因確認方法
まずメールのヘッダー情報を確認。今回はさくらのレンタルサーバーだったので、WEBメールからエラーメッセージに添付されている「配送状況.txt」の内容を確認

エラー情報
以下の内容がテキストに記述されていました。
Final-Recipient: RFC822; ******** @docomo.ne.jp
Action: failed
Status: 5.2.0
Remote-MTA: DNS; ******** .docomo.ne.jp
Diagnostic-Code: SMTP; 550 Unknown user ********@docomo.ne.jp
利用してるメールサーバーがsendmailの場合だと
Status:5.1.1 ⇒ メールがアドレスが存在しない
Status:5.2.0 ⇒ 受信拒否
なので、今回は相手先が受信拒否設定をされていたことが原因でした。
メールのエラーメッセージの調査依頼は、ちょくちょくあるの下記に主な原因をまとめるておきます。
よくあるエラーメッセージ
- 451 Name server timeout ⇒ ほぼネームサーバー(DNS)に問題
- 550 UserUnknown/HostUnknown ⇒ Host unknownだと宛先メールサーバーが見つからなかった場合で、User unknownだと宛先メールユーザーがみつからなかった場合
- 551 Access denied ⇒ 送信先が無効なため、アクセス拒否された場合
- 552 Message is too large; ○○bytes max ⇒ 送信先の設定による、受信メール容量制限がかかっている場合
- 553 Unbalanced ⇒ サーバーに認証されていないユーザーがメールを送信した場合
- 554 Service unavailable ⇒ 送信先との通信に失敗した場合
各エラーメッセージ対応方法
- 451 Name server timeout ⇒ 大抵の場合、一時的な問題。しばらく待って送信
- 550 UserUnknown/HostUnknown ⇒ 宛先の再確認。携帯キャリアの場合の要調査
- 551 Access denied ⇒ 送信しようとした宛先が現在も有効であるかどうか確認
- 552 Message is too large;~bytes max ⇒ 送信先に設定内容を確認する、またはメール容量の圧縮など行ってみる
- 553 Unbalanced ⇒ 送信者のメールアドレスが認証されているかどうかを確認。また送信者のメールアドレスに間違えがないかを確認
- 554 Service unavailable ⇒ エラーメールの本文を読んで、調査
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